催促業務を自動化する新SaaS「コンプル」とは?
背景
東京都港区に本社を置く株式会社ThinQ Healthcareは、株式会社学研メディカルサポートが催促自動化SaaS「コンプル」を導入したことを発表しました。これにより、未提出者を約80%削減し、業務効率が飛躍的に向上した事例が報告されています。
導入前、学研メディカルサポートでは、全社への依頼内容をメールで周知し、各従業員がExcelで提出状況を管理するという手作業が行われていました。特に、経費精算などの定期的な依頼業務は、メールで周知した後もリマインドメールを送信する必要がありました。さらに、約10%の社員に個別フォローを行うことで、担当部門の業務負担が増大していました。
課題
- - 低い提出率: 一斉送信されたリマインドメールが無視され、提出率が低迷
- - 業務負担の増加: 未提出者の特定や個別連絡が管理部門の負担を圧迫
- - 業務の遅延: 提出物の遅れが月次締め作業に悪影響を与えた
導入の決め手
「コンプル」の導入を決定づけた要因は、以下のような点です。
- - 時間とコストの削減: 催促業務にかかる時間を大幅に短縮し、本来の業務に集中できるようになった。
- - スムーズな導入: 直感的な操作性で、説明がないままでも全社に浸透した。
- - 業務効率化: 複数の部門での活用が期待されるようになった。
導入後の成果
導入後の効果が顕著に見られました。提出物の締切遅延者は、導入前の10%から導入直後には2~3%に減少。UIも簡潔になり、業務が格段に行いやすくなったと報告されています。この結果、より多くの部門でコンプルの導入が進むことに期待が寄せられています。
また、学研メディカルサポートの管理部部長鈴木健様は、「社員が増えるにつれて依頼業務が増えるため、無駄な作業を削減できたことは非常に助かっている」とコメントしています。これは、特に企業が成長する中での課題です。
コンプルの特徴
コンプルの特長とするのは、依頼からリマインドまでの全自動化です。
- - 全自動リマインド: タスクが完了するまで、最適なタイミングでリマインドが行われるため、未対応者の特定や再催促が不要になります。
- - 組織力学を利用したリマインド: 締切を過ぎた場合には、周囲の上司や同僚も共有しながらリマインドが行われ、より効果的にタスク完了を促します。
- - 直感的なタスク化: 従業員の依頼が自動でタスク化され、一覧として表示されるため、業務管理が簡便になります。
実績
導入からの短期間で、多くの企業に注目され、400件以上の引き合いがあったことがその実績を示しています。特に、業務効率化やコスト削減に取り組む企業にとって、コンプルは有効な選択肢となるでしょう。
企業情報
株式会社学研メディカルサポートは、2011年に設立され、東京都品川区に本社があります。彼らの取り組みは、業務効率化と従業員の負担軽減を目的をしていると言えます。
一方、株式会社ThinQ Healthcareもまた、基盤の技術力を活かし、企業が抱える業務効率向上のニーズに応え続けています。今後の展開が楽しみなSaaS「コンプル」をぜひご注目ください。