アスエネ、GHG排出量見える化サービス「Sustana」を取得
アスエネ株式会社が株式会社三井住友銀行のGHG排出量見える化クラウドサービス「Sustana」を取得したとの発表がありました。この事業買収は、アスエネが今後同サービスと自社の「ASUENE」事業を統合するための第一歩となるとしています。この統合により、アスエネは脱炭素、ESG(環境・社会・ガバナンス)領域での事業強化を図り、グローバル市場での地位を確立することを目指しています。
資金調達と株式譲渡取引の実施
依然として持続可能な未来を求める企業の中で、戦略的パートナーシップは重要な要素とされています。アスエネは、三井住友ファイナンシャルグループからの出資を受ける形で、第三者割当増資および株式譲渡取引を実施しました。この資金調達により、今後の事業展開を加速し、企業の脱炭素化をサポートするための基盤を強化する計画です。
アスエネは2021年から提供を開始したCO2排出量見える化・削減・報告を支援するクラウドサービス「ASUENE」で国内No.1の導入実績を誇ります。現在までに、10,000社以上の企業がこのサービスを利用しており、さらなる成長が期待されています。
企業のサステナビリティ経営の重要性
近年、気候変動への関心が高まる中で、企業のサステナビリティ経営が一層求められています。国際的な規制や基準が増え、企業はサプライチェーン全体のCO2排出量の見える化と削減に取り組む必要があります。アスエネはこのニーズに応える形で、三井住友銀行とのパートナーシップを強化し、脱炭素・ESG経営のサポートを広げていく方針です。
提携の背景と目的
三井住友ファイナンシャルグループの方針には「社会的価値の創造」があります。この理念に基づき、アスエネとの提携は、環境に配慮した企業活動の支援を目的としています。両社はそれぞれの強みを活かして、企業の脱炭素ニーズに応えるサービスを提供していくことになります。
さらに、アスエネは海外展開にも力を入れており、イギリスに新たな拠点を設立する計画も進行中です。この新しい拠点を通じて、特に欧州市場での環境規制に対応した高品質なサービスを提供できるよう整備されています。
アスエネの今後のビジョン
アスエネは、今回のプロジェクトを通じて以下の目標を掲げています:
1.
SO2見える化サービス「ASUENE」の地位を全国で確立
2.
アジアやアメリカとのグローバル連携を強化
3.
新たなビジネスの創造を実行に移す
これらの施策を進めることで、アスエネは企業の脱炭素化を通じて社会的価値の向上を図り、クライメートテック企業としての地位を確立していく計画です。
結論
アスエネと三井住友銀行の提携強化には、様々な期待が集まっています。企業のサステナビリティへの取り組みがより一層進む中、二社の連携により新たなサービスの活用が進むことで、より多くの企業が脱炭素社会の実現に貢献できることでしょう。今後の展開に注目です。