新たな採用モデル、スキル保証型採用とは
株式会社ハイヤールーが、正式に「Skill Hiring」サービスをリリースしました。このサービスは、スキル保証型の採用を実現し、入社後1年以内にスキルミスマッチが発生した場合には、紹介料を全額返金する制度を導入しています。従来の採用方法は経歴や学歴に重きを置くことが多いですが、Skill Hiringは候補者のスキルを可視化し、それに基づいたマッチングを行うことで新たな出会いを支援します。
スキルミスマッチの解消を目指して
Skill Hiringでは、候補者の技術力を競う「採用コンペ」を通してスキルを可視化します。これにより、候補者のスキルデータが作成され、企業に最適な人材を紹介することが可能になります。この過程で、技術によるミスマッチが起きた場合には、入社から1年以内であれば紹介料を返金する仕組みを採用しています。
これにより、企業は条件に合わない経歴や学歴の候補者とも柔軟に接点を持ち、候補者は自身のスキルが正当に評価される機会を得ることができます。ハイヤールーは、これにより多様な人材を受け入れる企業文化を育成し、日本の採用市場を進化させることでしょう。
エンジニアリング組織への新しいアプローチ
「Skill Interview」という選考ツールを通じて、200社以上の企業が月に3,000件以上のエンジニア採用を行ってきました。多くの企業がエンジニアのスキルを見える化したいと考えているものの、実際にはスキルを持つ候補者との出会いが難しいという問題を抱えています。ハイヤールーは、この状況を「母集団形成の難しさ」と捉え、日本の採用市場が有する最大のボトルネックだと考えています。このため、スキルに特化した採用支援サービス「Skill Hiring」を立ち上げるに至ったのです。
未来に向けたビジョン
ハイヤールーは今後、スキルを中心に据えた採用エコシステムの構築を進めていく方針です。「日本をもう一度、“モノづくり”で一番へ。」というビジョンを実現するため、エンジニアリング組織向けプラットフォームとしての機能をさらに充実させていく考えです。
代表の葛岡氏の思い
エンジニアの採用市場は現在も活発ですが、特に企業が争奪戦を繰り広げているのは上位10%の優秀な人材です。しかし、潜在的な技術者である第二新卒やポテンシャル層など、正式な経歴には表れないが能力がある人材も多く存在しています。ハイヤールーの代表取締役である葛岡宏祐氏は、実体験をもとにこのサービスの重要性を訴えています。
彼自身、中卒でありながら自ら独学でエンジニアを目指した経歴から、応募条件の厳しさを痛感しました。この経験から、スキルを持つものが平等に評価される場所を作ることが使命であるとの思いを持っています。日本には多くの素晴らしい技術者が埋もれていると信じており、彼らの可能性を引き出す企業の存在も確信しています。
ハイヤールーの使命
ハイヤールーは、スキルを持ちながらも見逃されている人材に光を当て、正当な評価を受ける場を提供することを目指しています。そのための手段として、All-in-Oneのエンジニアリング組織プラットフォーム「HireRoo」の提供を行っています。このサービスを通じて、企業のエンジニアリング文化を向上させ、「Japan as No.1, again.」の実現に貢献していく所存です。
今後も、ハイヤールーは新しい採用の形を提案し続け、多様性に富んだ人材の活躍の場を創造することを目指します。