GSXが兼松グループのセキュリティ人材育成を全面支援
グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)は、兼松株式会社(以下、兼松)と連携し、同グループの約2,000名に向けたサイバーセキュリティ教育を行っています。これにより、兼松グループは2030年に向けた中期経営計画「integration 1.0」を推進し、取引先である2万社のデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートします。
セキュリティ人材の育成支援
GSXは、2024年9月までに約830名のGSX教育講座受講を目指し、現在は既に600名以上が講座を修了しています。この教育プログラムは、特に広域営業職を中心に「SecuriST ゼロトラストコーディネイター」の資格取得を促進しています。受講者はセキュリティの専門知識を身につけ、取引先へのDX化支援やセキュリティ対応提案を行う体制を確立することが期待されています。
また、GSXが提供する教育は、兼松グループが蓄積した豊富な顧客基盤を活かし、グループ会社である兼松エレクトロニクス(KEL)との連携を通じて進められることが強調されています。このようにして、兼松グループのセキュリティ対応力を向上させ、顧客ニーズに応えることが目指されています。
兼松の中期経営計画「integration 1.0」
兼松は、中期経営計画「integration 1.0」を掲げ、顧客の課題解決に向けたDX、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、イノベーションをテーマにしています。この中で、グループ会社との連携を強化し、より良いソリューションを提供することを目指しています。特に、サプライチェーンの変革を通じて、顧客満足度の向上と持続可能なビジネスモデルの確立を図っています。
GSXと兼松の連携
GSXは、兼松のセキュリティ教育だけでなく、取引先に向けたセキュリティサービスの提案にも注力しています。この取り組みにより、企業がサイバー攻撃に対する防御を強化し、信頼性の高いサービスを提供できるよう支援していきます。
「当社とグループ中核会社である兼松エレクトロニクスは、相互に連携して国内企業を護るというGSX社の考えに賛同しています」と兼松取締役の蔦野哲郎氏は語ります。「適切なセキュリティ知識を持つ営業部隊の育成が急務です。当社はGSXの教育講座を受講した800名以上を目指し、最終的には2,000名を達成する計画です。」と述べており、これは国内でのサイバーセキュリティ対策の重要性を反映しています。
おわりに
GSXと兼松のコラボレーションは、今後のサイバーセキュリティおよびデジタルトランスフォーメーションにおいて非常に重要な役割を果たすことでしょう。教育を通じて育成された新たなセキュリティ人材が、取引先のDX推進に寄与し、より安全なビジネス環境の構築に資することが期待されています。持続可能な成長に向けて、両社の動きに注目が集まります。