中学受験生の進路
2015-01-31 16:43:32
増加する学歴志向!中学受験生保護者の進路希望を探る調査結果
増加する中学受験生保護者の学歴志向
最近の調査によると、中学受験生を持つ保護者の学歴志向が年々高まっています。この調査は、日能研関東予備校のグループ企業であるコアネット教育総合研究所が実施したもので、約4800人の保護者を対象にしたものです。結果として、約85%の保護者が「MARCH以上」の大学を希望していると明らかになりました。
調査の背景
この調査は、2014年から5年ごとに実施されており、今回は第3回目となります。調査を通じて、特に「国公立難関大学」や「私立難関大学」、さらに「MARCHレベルの大学」への進学を希望する声が着実に増加していることが示されています。実際、国公立難関大学を志望するという意見は、わずか5年前よりも約1.2倍増加しました。また、全体の進路希望においても、5年前の水準を上回る傾向が見られます。
学歴武装の背景
このような傾向は、就職状況の厳しさや、先行き不透明な経済状況に影響を受けている可能性があります。護者たちの間で「学歴武装」という言葉が浸透し、将来的に子どもたちに武器を持たせるために、進学校を選ぶ意識が高まっているようです。これは、特に教育熱心な層の親たちに顕著な傾向として現れています。
また、最近の変化として、女子保護者の意識が特に顕著です。女性の社会進出が進む中、女子の進路に対する考え方が根本的に変化してきているといえるでしょう。今後の進学先を考える際、男女問わず、学歴の重要性が一層強調されています。
「私立中学の校風調査」とは
この調査は、日能研に通う小学6年生の保護者と日能研グループ教室の責任者を対象に行われています。さまざまな項目で学校に対する印象を集め、分析することによって、どのような進路選択が行われているのかを明らかにする試みです。調査には「学校選択において重視する点」「各学校の認知度」「学校のイメージ」「進路希望」などが含まれています。
コアネット教育総合研究所の役割
コアネット教育総合研究所は、1998年に設立され、日能研を運営する企業の一部として、首都圏での教育支援を行っています。特に、この組織は私立中高のコンサルティングに特化し、数多くの学校経営支援や教員研修を行っています。これらの活動を通じて、効果的な教育環境を促進し、質の高い学びを提供することを目指しています。
教育の選択肢が多様化している中、学歴志向の変化が今後どのように進展していくのか、引き続き注目が必要です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社コアネット
- 住所
- 神奈川県横浜市都筑区中川中央1-26-10
- 電話番号
-