株式会社ZENKIGENが就活ハラスメント対策AI『harutaka セーフティ』を正式リリース

株式会社ZENKIGENが就活ハラスメント対策AI『harutaka セーフティ』を正式提供開始

株式会社ZENKIGENは、東京都港区に本社を置くAIテックカンパニーで、最近就職活動中のハラスメント問題への対策として、新しいAIツール『harutaka セーフティ』を提供し始めました。これにより、応募者が安心して選考に臨める環境を整えることを目指します。

開発の背景

近年、採用活動の中で「就活ハラスメント」が問題となり、多くの応募者が不当な質問や圧力を受けるケースが増えています。こうした状況は、応募者だけでなく企業側にとっても信頼性の低下につながり、ブランド価値を損なう原因にもなります。ZENKIGENはこの課題を解決するため、AIによる面接動画の解析を行い、ハラスメント行為を自動で検出するシステムを開発しました。

『harutaka セーフティ』の機能

『harutaka セーフティ』は、面接動画を解析し、ハラスメントに該当する発言や行動を早期に察知して関係者に通知する機能を持っています。具体的には、次のような機能があります：

1. AIによるハラスメント自動検知機能
- 面接中の不適切な質問や圧力行為、差別的発言を自動で検出します。
- 検出された問題行為は直ちに関係者に通知され、企業による迅速な対応を促進。

2. ハラスメントリスク診断機能
- 過去の面接動画データを解析し、ハラスメントのリスクがある言動の検知回数や内容をフィードバック。
- 人事担当者が面接体験の向上に向けて確認できるだけでなく、面接担当者自らも改善ポイントを把握できます。

生成AI及び深層学習を使ったこの技術は、約1,000万件の動画データを基に独自に構築したAIモデルに支えられています。言語情報と非言語情報を定量化して解析することで、応募者や面接担当者の発言の文脈を深く理解することが可能です。

プライバシーへの配慮

ZENKIGENでは個人情報保護を最優先に考え、動画データは適切に管理され、必要に応じて匿名化されます。この取り組みは、応募者と企業の双方にとって安心できる利用環境を提供するためです。

今後の展望

『harutaka セーフティ』を通じて、企業と応募者の信頼関係を築き、より公正な採用環境を実現することが目標です。将来的にはさらなる機能強化を図り、就職活動におけるハラスメント防止策を充実させ、社会全体の雇用環境を改善するために全力を尽くしていきます。

採用DXサービス「harutaka」について

「harutaka」は初期選考からWeb面接に至るまで、採用プロセス全体をデータとAIを使用して最適化するサービスです。2017年からの提供以来、700社以上の企業に導入されており、AIにより応募者の魅力を引き出す機能や、業務効率を向上させるWeb面接機能を提供しています。この取り組みを通じて、企業の採用力や成長力の強化に貢献しています。