AIダンス授業、未来へ
2022-12-29 11:23:55
AIダンスレッスンで未来の体育授業!世田谷区弦巻中学校ダンス発表会レポート
AIが未来の体育授業を変える!弦巻中学校ダンス発表会レポート
世田谷区の弦巻中学校で、AIを活用した画期的なダンス授業と発表会が開催されました。
このイベントは、株式会社ワンアーカーが開発したAIダンスレッスンサービス「iNSYNC.」を使った体育授業の一環として行われたものです。
3年生3クラスの生徒たちは、iNSYNC.を活用し、自ら考案した振り付けで息の合ったダンスを披露。
そのパフォーマンスは、見ている者を圧倒するほどの迫力と熱気に満ち溢れていました。
発表会には、K-POPダンス解説で人気のYouTubeチャンネル「ARATA DANCE SCHOOL」を運営するARATA先生も参加。
ARATA先生は、生徒たちがARATA先生自らがリミックスした校歌に合わせて踊る姿に感動し、最後は生徒たちと一緒にダンスを披露するなど、会場を大いに盛り上げました。
弦巻中学校の副校長兼平先生は、今回の取り組みについて次のようにコメントしています。
「GIGAスクール構想により1人1台のタブレット端末が導入されたことで、授業でのICT活用が進んでいます。iNSYNC.は、お手本動画の視聴やオリジナルコンテンツの作成、動きのシンクロ率チェックなど、生徒の探究的な学習を深めるのに非常に有効です。家庭での反転学習にも活用できますし、ICT活用が進む中で、iNSYNC.のさらなる機能向上にも期待しています。」
今回の取り組みは、ダンス教育の現場が抱える課題、特に指導者の不足という点において、AIテクノロジーが有効な解決策となりうることを示唆しています。
ダンスは義務教育の科目になりつつありますが、指導できる教師が不足している現状があります。
iNSYNC.のようなAIを活用したシステムは、この課題を克服する上で大きな役割を果たす可能性を秘めています。
iNSYNC.について
「iNSYNC.」は、AIコーチング機能を搭載した革新的なオンラインダンスレッスンサービスです。
インストラクターは、自分のスタジオを作成し、世界中の生徒と繋がり、パーソナルなレッスンを提供できます。
生徒は、AIによるモーションデータ分析で、自身のダンスと模範とのシンクロ率を客観的に確認し、自己学習を進めることができます。
インストラクターは、生徒からの練習動画にフィードバックを提供することで、リモート環境でも効果的な指導を実現します。
従来のオンラインレッスンにおける課題を克服し、新たな可能性を切り開くサービスです。
iNSYNC.開発の背景
現代社会は「個の時代」であり、誰もが自身の可能性を追求できる時代です。しかし、「身体の動き」を伴うトレーニング領域においては、デジタル化(DX)の遅れが依然として存在します。
経済的な格差などによって、「やりたいのにできない」「もっと上手くなりたいのに、なれない」といった問題を抱える人が多くいます。
「iNSYNC.」は、スマートフォンひとつで世界中のダンサーやコーチと繋がり、AIによるサポートを受けながら、場所や時間、経済状況に左右されることなく、スキルアップを目指せる環境を提供することを目指しています。
世界中のダンス市場と社会課題
世界的に人気が高まっているダンス市場においても、ダンサーたちは様々な課題に直面しています。
知名度やファンが多くても収入が少ない、バックダンサー扱いで低賃金、ダンスが「お金にならない」という偏見、プロでもアルバイトが必要など、厳しい現実があります。
「iNSYNC.」は、世界中のダンサーが平等に活躍できる環境を提供し、これらの課題の解決に貢献したいと考えています。
iNSYNC.概要
サービス名:iNSYNC.(インシンク)
サービス内容:AIコーチング搭載のダンストレーニングコミュニティサービス
* ローンチ時期:2023年初夏(米LAより)
株式会社ワンアーカー
「世の中のできない理由をなくす」というビジョンを掲げ、AIを活用したエンターテインメント領域での事業展開を行う企業です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ワンアーカー
- 住所
- 東京都渋谷区
- 電話番号
-