日本企業の東南アジア進出を支援する新プロジェクト
日本の企業が海外市場に進出しようとする際、多くの障壁が立ちはだかります。特に東南アジア市場は、文化や商習慣が異なるため、成功するための戦略を立てることが求められます。そんな中、ブリッジインターナショナルグループ株式会社の子会社であるBRIDGE International Asia Sdn Bhd(BIA)と一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が協力し、2026年から日本企業の東南アジア進出を支援する新たなプロジェクトを立ち上げることになりました。このプロジェクトの最大のポイントは、デジタルデータの分析力を持つ「ウェブ解析士」が現地パートナーであるBIAと連携することです。この連携を通じて、マーケティング戦略の構築から実行支援まで、幅広いサポートが提供される予定です。
海外展開の現状
中小企業基盤整備機構の調査(2024年)では、中小企業のうち31.0%が海外展開に関心を持っている一方、実際に展開を行っているのは13.3%にとどまっています。その主な理由は、マーケティング人材の不足や為替リスク、信頼できるパートナーの不足が挙げられます。実際に海外展開を成功させた企業のうち、54.9%が「信頼できる現地パートナー」の存在を挙げていることからも、現地での信頼関係を築くことが成功の鍵を握ることがわかります。
東南アジア市場における課題
東南アジアエリアはデジタルマーケティングが効果を発揮しやすい地域である一方で、文化や言語の障壁、法規制の違いなどから、多くの日本企業は戦略的に進出することが難しく感じています。政府の施策によって進出を促進する動きはありますが、実務レベルでのマーケティング支援が不足しているのが実情です。このプロジェクトはこれらの課題を乗り越え、日本の中小企業336万社のうち、最大で約100万社の海外展開を支援することを目指しています。
プロジェクトの特色
このプロジェクトでは、データドリブンなアプローチと現地知見を融合させ、2〜3カ月の短期集中型で支援を実施します。対象は大企業だけでなく、初めて海外に進出する中小企業も含まれます。ともに、認定資格を有するウェブ解析士が参画し、質の高いサービスを提供します。
プロジェクトのフェーズ
1.
市場調査・戦略立案: 現地市場調査やデジタルデータ分析を実施し、参入戦略を策定。
2.
実行支援: 現地パートナーの選定やデジタル広告の運用、ウェブサイトの現地化を支援。
3.
検証・改善提案: PDCAサイクルの構築やROI分析を行い、次期戦略を示します。
参加の流れ
プロジェクトは東南アジアへ進出を考えている企業を対象とし、期間は3カ月から半年を目安に計画されています。費用は見積もり制で、相談を通じて実現可能性が評価されます。また、ウェブ解析士も参加するプロジェクトに対し、事前の審査を経て参画することが求められます。
期待される成果
日本企業にとってこのプロジェクトは、現地マーケティングの知見を持つBIAと、データ分析の専門家であるウェブ解析士を同時に活用できるチャンスです。結果的に、施策の精度が向上し、初期コストの削減や市場適応の加速が期待されます。
WACAとしても、ウェブ解析士に実践的な経験を提供し、その後の人材育成に寄与することができるはずです。 また、ブリッジインターナショナルアジアも、これまでの経験に加え、日本の専門知識を融合させることで、より多くの成功例を作り出すことができるでしょう。
最後に
この新たな取り組みを通じて、東南アジア市場での日本企業の成功が促進されることを心より期待しています。協業の結晶となるこのプロジェクトが、多くの企業に新たな可能性をもたらすことになれば幸いです。