香川県の人手不足解消に向けたIVRyと百十四銀行の新たな業務提携

株式会社IVRyが、百十四銀行と業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、AI技術を用いて香川県の企業の人手不足問題に挑むことになります。IVRyが提供する「アイブリー」は、対話型音声AI SaaSであり、電話応答の自動化や顧客管理など多様な機能を搭載しているのが特長です。

人手不足の現状

2024年に発表された調査によると、中小企業の6割以上が人手不足を感じているという結果が出ています。特に香川県は、2024年の人口動態調査で94万8,585人と前年より8,202人減少しており、労働力不足が深刻です。これを受けて、業務の効率化や自動化に対する関心が高まっています。

提携の目的と効果

本提携を通じて、百十四銀行は「アイブリー」を企業に紹介し、業務効率化のニーズに応えていきます。これにより、地域全体の経営をサポートし、人手不足問題の一助を担うことを目指しています。IVRyは、コストや手間をかけずにAIサービスを導入できる体制を整え、「アイブリー」の機能強化にも注力していく考えです。

株式会社IVRyの代表取締役CEO、奥西亮賀氏は「私たちのテクノロジーが地域の企業を助け、持続可能な成長を支援できることを期待しています」と述べています。この取り組みは、百十四銀行が掲げる中期経営計画の一環でもあり、地域経済の活性化に貢献することが期待されています。