ガザ地区への人道支援をクラウドファンディングで実施へ！

公益社団法人日本国際民間協力会（通称：NICCO）は、パレスチナ・ガザ地区での困難な状況にある人々に温かい食事を届けるために、クラウドファンディングサイト「READYFOR」にて新たなプロジェクトを開始しました。この取り組みは、昨今の紛争により深刻な人道的危機に直面しているガザ地域への緊急支援を目的としています。

プロジェクトの背景

2023年10月7日、ガザ地区からイスラエルに向けて発射された多数のロケット弾が、両国の間に激しい攻防を引き起こしました。この結果、、空爆や地上戦により多くの死傷者が報告されており、地域の人々の生存環境が極めて厳しい状況下に置かれています。

NICCOは、これまでにもガザ地区での支援を実施しており、2024年9月には330世帯に向けて12,540食分の食糧を配布しました。しかし、持続的な紛争の影響で、現地の人々は依然として基本的な生活必需品が不足しており、特に食料危機が深刻化しています。食べ物や飲み物、医療サービス、住居など、必要不可欠な資源が不足している現実を受けて、NICCOは更なる支援を行う必要性を強く感じています。

クラウドファンディングの詳細

今回のクラウドファンディングは、「ガザ地区で紛争下に置かれる人々へ温かい食事を届けたい。」というタイトルで実施され、目標金額は50万円に設定されています。
このプロジェクトは2025年1月15日から4月14日までの間、90日間にわたって寄付を募ります。集まった資金は、NICCOが提携する「World Central Kitchen（通称：WCK）」と協力し、ガザ地区における緊急食糧支援を行うために使用されます。

プロジェクトの実施内容

1. 食材の調達: WCKが周辺国から必要な食材を調達し、1人あたり1日2,100kcalを目標に、栄養バランスを考慮した食事を提供します。

2. 食材の運搬: 調達した食材はガザ地区内の配布拠点へ運ばれます。

3. 調理と配布: WCKが運営する移動式キッチンで温かい食事を調理し、難民キャンプや避難所にいる人々に提供します。