中小企業のデジタル化を推進する新たなサービス「DX職 -デジショク-」
シードテック株式会社は、2025年7月より全国の中小企業を対象としたデジタル化支援サービス「DX職 -デジショク-」の提供を開始します。この取り組みは、日本の企業の99.7%を占める中小企業が抱えるデジタル化の課題解決に向けた明確な一歩です。
背景と必要性
多くの中小企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAIの導入に向けて数多くの障壁に直面しています。具体的には、業務の属人化や紙文化の存在、デジタル人材の不足が挙げられます。独立行政法人情報処理推進機構による調査でも、従業員数100人以下の中小企業の約60%が「DX推進に取り組んでいない」と回答しています。デジタル化の遅れは、少子高齢化による労働力不足の影響もあり、今後の事業運営に深刻な影響を及ぼすことが予想されます。
そこでシードテックは、「DXは『やるか、やらないか』ではなく、『できる人がいるか、いないか』」との立場から、中小企業に必要なデジタル人材「DX職」の存在意義を再認識し、サービスの開発を進めました。
「DX職」とは何か?
「DX職」は中小企業のデジタル化推進を専門に担当する職種であり、経理や労務と同様に今後、すべての企業に求められる存在とされています。しかし、採用や雇用リスクが高い中小企業にとって、独自で「DX職」を採用することが難しい現状があります。そこで、シードテックは「DX職」の役割を代行し、専門のノウハウやリソースを持ってデジタル化の推進を行うことを提案します。
具体的なサービス内容
「DX職 -デジショク-」は、デジタル実務人材を中小企業に提供するサービスです。
1.
デジショク診断(無料): 企業の現状を把握し、デジタル化推進の方向性を策定します。
2.
DX地図の作成: 診断結果を基に、企業に必要なデジタル化推進施策を提案します。
3.
DX推進への並走: 具体的な施策の実行をサポートし、企業のデジタル化を包括的に支援します。
これにより、中小企業は自社の状況に応じた最適なデジタル化を実現することが可能になります。
地域貢献の思い
「DX職 -デジショク-」は、高原社長の故郷神戸市からサービスを開始します。約40,000社の中小企業に向けて価値提供を行い、日本で最もデジタル化が進んだ地域を目指しています。
最後に
生産年齢人口が減少する中、日本の中小企業が持続可能な成長を遂げるために、「DX職 -デジショク-」の活躍が不可欠です。また、シードテックはこれまでに培ったデジタル人材育成の経験を活かし、さらなる成長と発展を支援します。
この新たなサービスが、中小企業のデジタル変革を加速し、社会全体の生産性向上に寄与することを願っています。