大東建託グループ、留学生専用賃貸住宅を開始
大東建託リーシング株式会社が2023年9月より、東京都北区に外国人留学生専用の賃貸住宅の運営を開始します。これにより、日本に留学する多くの学生が安心して生活できる環境が提供されることになります。
背景と課題
日本において、外国人留学生の人数は2011年以来最も多く、2024年5月1日現在の統計では33万6708人に達しています。この背景にあるのは、留学生が日本での学びを求め、増え続ける求人数です。一方で、留学生向けの賃貸住宅は依然として不足しており、特に希望エリアでの空き物件が限られています。また、入居審査の厳しさも課題となっています。このような住宅事情への対応として、大東建託グループは留学生専用賃貸住宅の運営を決定しました。
留学生専用賃貸住宅の特徴
新しい賃貸住宅は、赤羽駅から徒歩10分という好立地であり、木造3階建ての建物には9戸の1K(18.11㎡~18.28㎡)が用意されており、各部屋には家具や家電が完備されています。賃料は96,000円から101,000円で、水道光熱費やインターネット料金も含まれています。さらに、学びの場である新宿や池袋、高田馬場などの日本語学校までアクセスが良く、留学生にとって非常に便利な立地と言えるでしょう。
契約手続きのサポート
大東建託グループは、留学生との賃貸契約手続きを迅速化するために、来日済みの学生だけでなく、来日前の申し込みも対応可能な体制を整えています。契約は電子契約が基本であり、母国の家族や学校を緊急連絡先に指定できるなど、国際的なニーズにも応えています。
さらに、2016年から多言語によるサポートを展開しており、2021年には新宿に「いい部屋ネットインターナショナル店」を開設。異国の学生が日本での生活をスムーズに始められるよう、手厚い支援体制が築かれています。
保証人に関する負担軽減
賃貸保証サービスを提供するハウスリーブ株式会社と連携し、連帯保証人が不要な機関保証サービスも用意。これにより、外国人留学生が住宅を探す際の負担を軽減し、より多くの学生が安心して住まいを確保できる環境が整います。
未来に向けて
大東建託グループの留学生専用賃貸住宅の運営は、日本に来る留学生の住宅問題解決に向けた一歩として期待されています。より多くの留学生が充実した学生生活を送れるよう、今後も多様なサポートを提供し続けることで、彼らの生活を支える存在となるでしょう。