積水ハウスがD&I AWARD 2025で受賞
積水ハウス株式会社は、2025年12月13日に行われたD&I AWARD 2025の従業員数3001人以上の企業部門で、準グランプリである「D&I AWARD賞」を受賞しました。このたびの受賞は、建設業界として初めての上位賞受賞となります。
D&I AWARDとは
D&I AWARDは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に積極的に取り組む企業を認定・表彰する、日本最大の制度です。企業がD&Iに取り組むことで「①D&Iに取り組む企業の後押し」「②D&Iのあり方のアップデート」「③D&I推進の担い手を拡大」を目的としています。
応募企業のD&I活動は、独自の100の指標に基づいて評価され、4つのランクで認定されます。さらに、上位の企業からは規模ごとに「D&I AWARD大賞」や「D&I AWARD賞」が選出されます。積水ハウスは、2021年から5年連続で最高位の「ベストワークプレイス」に認定されており、特に今年度はダイバーシティスコアが高い企業の中から選ばれ、準グランプリである「D&I AWARD賞」を受賞しました。
受賞の理由
今回の受賞の注目点として、積水ハウスが行っている具体的な取り組みの幅広さが挙げられます。特に、男性の育休取得に関しては取得率が高く、期間も充実しているなどの実績があります。これに加えて、業界内外での啓発活動の推進も高く評価されました。ジェンダーギャップへの配慮に関しても丁寧に積み重ねられた施策があり、今後のさらなる発展が期待されています。
積水ハウスでは、多様な分野での専門家との協力を得つつ、国内のD&Iの推進に貢献しています。同社がつき進むビジョンは「わが家を世界一幸せな場所にする」というものであり、その中でダイバーシティを推進し、従業員の幸せを顧客や社会へとつなげる取り組みを行っています。
D&Iへの具体的な取り組み
積水ハウスグループのD&I活動は主に「女性活躍推進」「多様な人材の活躍」「多様な働き方の推進」の三つの柱から成り立っています。これにより、企業と従業員が共に持続可能な成長を実現できる環境や仕組みづくりを進めています。
女性活躍推進
2005年から営業職において女性の積極的な採用を開始し、2025年度までに310人以上の女性管理職を登用することを目標に掲げています。また、管理職候補者向けには「積水ハウス ウィメンズ カレッジ」を設立し、約2年間で計画的に女性リーダーを育てるための研修を行っています。
男性育休取得推進
2018年には社長の意向を受けて、男性の育休取得を1か月以上目指す方針を打ち出し、これまでに100%の取得率を維持しています。また、毎年9月19日を「育休を考える日」と定め、男性の育休取得が当たり前の社会を目指し、様々な企業と共に情報発信を行っています。
障がい者雇用推進
積水ハウスでは、障がい者が持つ能力を活かし様々な職場で共に働くことを重視し、「職場の理解」と「環境の整備」を大切にしています。「ダイバーシティ交流会」を毎年開催し、障がい者やその上司、同僚が集まり、互いの理解を深めています。新しい施設では「社内施設設計UD指針」を策定し、誰にでも優しい職場環境を提供しています。
まとめ
今回の受賞は、積水ハウスのダイバーシティ&インクルージョンへの積極的な取り組みが評価された結果です。これからも同社は、多様な働き方や生き方をサポートし、より良い社会づくりに貢献していくことでしょう。