パナソニックホームズ、太陽光利用の新サービス開始で自家消費促進

パナソニックホームズの新たな価値提案

パナソニックホームズ株式会社は、2024年10月30日より、同社のZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）住宅オーナーを対象に、太陽光発電による自家消費を促進するための『環境価値取引サービス』をスタートします。この新サービスは、発電した電力を自家消費することで生じるCO2排出削減量に基づき、オーナーに特典を還元するものです。

環境価値の還元

具体的には、太陽光発電で得た電力の自家消費量を、パナソニック製のホームナビゲーションシステム『AiSEG2』を利用して計測します。この計測データにより算出されたCO2排出削減量は、「J-クレジット制度」を通じてカーボンニュートラルに貢献するために活用されます。さらに、参加したオーナーには、年間1,200円相当のAmazonギフトカードを還元する仕組みです。

新たな取り組みの背景

個人の住宅での再生可能エネルギーの活用方法は、これまで主にFIT（固定価格買取制度）が中心となっていました。しかし、今回の『環境価値取引サービス』は、自家消費を評価されることで、オーナーが社会貢献を実感できる新しい仕組みです。また、このサービスは従来のFITとの併用が可能で、余剰電力の売却も行えます。

これにより、パナソニックホームズはオーナーとともにカーボンニュートラルの実現を目指し、この新たなサービスによって顧客の満足度向上も狙っています。

モニタリングによる実績

サービスの開始に先立ち、オーナー自治組織「くらし兆しラボ」では、実際に生活者モニターを募集し、参加者の意見を集めました。その結果、自家消費の環境貢献が評価されることでの満足度や、カーボンニュートラルに寄与する意識の向上が示されています。これらのポジティブなフィードバックに基づき、サービスの提案が実現しました。