Zuora、従量課金サービスを強化し日本市場へ本格参入!Togai買収で開発・財務連携を促進
サブスクリプションビジネスの収益化プラットフォームを提供するZuoraが、2024年5月に従量課金ソリューションを提供するTogaiを買収し、日本国内でのサービス提供を開始しました。
Togaiのローコードビルダーや開発者フレンドリーなインターフェースを活用することで、Zuoraは開発者と財務チームの連携を強化し、従量課金モデルの導入と最適化を支援します。
生成AI(GenAI)の普及により、企業は利用ベースのビジネスモデルに注目していますが、収益化には高い技術的負荷とコストが伴い、多くの企業が対応に苦慮しています。従来は開発者が自社構築システムで製品イベントデータを管理し、財務チームは請求書作成や収益認識に必要な情報を別途収集する必要がありました。
Togaiの技術により、Zuoraのマネタイズスイートは強化され、開発者は財務チームと連携して既存のデータ環境に簡単にプラグインし、様々な課金モデルを構築・運用できるようになります。Togaiのメータリングシステムは複数のソースからのデータ収集を簡易化し、柔軟なレーティングエンジンにより様々なパッケージやバンドル化が可能になります。さらに、管理者インターフェースを通じて開発者は数分で利用を開始でき、毎日最大10億件のイベントを処理し、データの完全な追跡と監査機能により顧客とのトラブルも削減します。加えて、収益シミュレーション機能と事前構築されたCRMコネクタにより、営業チームにアップセルや契約更新の機会を提供します。
Zuoraの創業者兼CEOであるTien Tzuo氏は、「Togaiの先進的なメータリングとレーティング機能は、Zuoraのマネタイズスイートをさらに強化し、従量課金モデルの実現を加速します。当社は、次世代の収益化を支援するため、開発者と財務チームが連携しやすいソリューションを提供する立場にあります。」とコメントしています。
TogaiはAbhishek Rajagopal氏、Aravind Sriraman氏、Tholkappiyan Velavan氏により2022年に設立され、今回の買収に伴い従業員とともにZuoraに加わりました。現在、グローバル市場でのサービス提供が順次開始されており、11月より日本国内でもサービス提供を開始し、日本市場においても企業の収益化を支援する新たな選択肢を提供してまいります。
TogaiのCEO兼共同設立者であるAbhishek Rajagopal氏は、「Togaiは、あらゆるタイプの価格設定をモデル化し、確実に拡張できる、すぐに使える柔軟なソリューションで、数時間で本番稼動を可能にします。「ZuoraとTogaiを組み合わせることは、Zuoraのエンド・ツー・エンドのマネタイゼーション・テクノロジーのスケールと、柔軟なメータリングとレーティングを融合させるための正しい決断です。」と述べています。
会社情報
- 会社名
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Zuora Japan株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング9階
- 電話番号
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03-6386-9533