相模原市と東京ガスが連携協定を締結
相模原市は2025年2月18日、東京ガス株式会社とのカーボンニュートラルのまちづくりに向けた連携協定を締結しました。この取り組みは、地域課題の解決を促進し、持続可能な社会の実現を目指すものです。
相模原市のカーボンニュートラル推進の背景
相模原市は2020年9月に「さがみはら気候非常事態宣言」を発表し、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする目標を掲げました。それを受けて同年には、「相模原市地球温暖化対策推進条例」を改正し、新たに脱炭素社会づくりに向けた条例を施行しました。
2023年11月には、2030年度の新たな二酸化炭素排出削減目標として2013年度比の50%削減を設定しました。これにより、相模原市は脱炭素社会への具体的な取り組みを強化しています。
連携協定の内容
今回締結された協定では、以下の連携事項が定められています。
1. カーボンニュートラルのまちづくりに向けた取組のトータルコーディネート
2. 公共施設等のカーボンニュートラルに向けた取組
3. 情報発信および普及・啓発
4. 環境エネルギー教育
5. その他のカーボンニュートラル関連事項
これらの取り組みにより、相模原市は地域のさらなる魅力創出と持続可能な発展を図ることを目指します。
関係者のコメント
相模原市の本村賢太郎市長は、「これまでにカーボンニュートラルに向けてさまざまな取り組みを行ってきた。東京ガスとの連携を通じて、脱炭素技術の専門家と協力し、さらなる進展を図っていきたい」と述べました。
一方、東京ガスの小西雅子常務執行役員も、「当社はカーボンニュートラル社会の実現に向けて様々な企業や自治体との協業を進めています。相模原市との連携により、地域課題の解決に貢献できることを嬉しく思います」とコメントしています。
新たなソリューションブランド「IGNITURE」
東京ガスは2023年11月に新たなソリューション事業ブランド「IGNITURE」を立ち上げました。このブランドは、エネルギーの枠を超えた課題解決を提供し、地域と共に豊かで持続可能な未来を創造することを目指しています。
今回の連携協定と「IGNITURE」の取り組みにより、相模原市と東京ガスは共にカーボンニュートラル社会の実現を進め、新たな価値を創造していくことを期待されます。