地域資源を活かした平飼い養鶏から誕生した新しい卵かけご飯セット

地域資源を循環させる新しい挑戦

岡山県西粟倉村では、養鶏から始まる地域の資源循環に取り組んでいます。その一環として、新発売となった「点々の新米卵かけご飯セット」が注目を集めています。このプロジェクトは、地域の未利用資源を鶏の飼育に活用し、その鶏が生む栄養豊富な糞を肥料として、地元農家さんが作るお米を育てるという、循環型の地域づくりを目指しています。

新しい卵かけご飯セット

今回のセットの魅力は、平飼いで育てられた有精卵と、地域で栽培された新米、そしてオリジナルの出汁醤油が含まれた内容です。平飼いの卵は、鶏が自由に動き回る環境で育ったため、ストレスが少なく、栄養価が高いのが特徴です。飼育環境には、地元の米や麦、野菜などを使った発酵飼料が使用されており、鶏たちはその恩恵を受けています。

こだわりの卵とお米

セットに入っている新米は、今年の収穫から選ばれた「あきたこまち」です。このお米は、鶏糞を肥料として使用することで栄養バランスが向上し、旨味と甘味の両方が引き出されています。さらに、里山の冷たい水と寒暖差によって、冷めても美味しいお米が実るのです。この組み合わせが、卵かけご飯に最適な条件を整えています。

風味豊かな醤油

セットには、卵の味を最大限に引き立てるオリジナルの出汁醤油も含まれています。この醤油は、昔ながらの木桶で仕込まれたたまり醤油に、焼津の鰹節と北海道産昆布の出汁を加えることで、深い風味とまろやかさを実現しています。この絶妙なバランスが、卵かけご飯としての美味しさを引き上げてくれるでしょう。

地域づくりの未来

株式会社点々は、「半径1kmの風景を作る」という理念のもと、地域の資源を最大限に活用し、持続可能な農業と養鶏を推進しています。今回の新米卵かけご飯セットは、その理念が形となった一例です。この取り組みを通じて、地域の未利用資源の再活用や、地元農家との連携が深まり、持続可能な生活スタイルの創造が期待されています。