武蔵野大学が開催した避難民学生リユニオンデイ
2023年3月16日、武蔵野大学の有明キャンパスにおいて、教育パスウェイズ・ネットワーク(JEPN)と共に「JEPN学生リユニオンデイ」が開催されました。このイベントは、ウクライナやシリア、アフガニスタンといった不安定な状況にある国々からの避難民学生や卒業生が集まり、自身の経験を振り返り、未来を考えるための貴重な場となっています。
世界の平和を考え直す機会
2022年にロシアのウクライナ侵攻が始まってから2年が経ち、なおもシリアやアフガニスタンでは長期にわたる紛争が続いています。これらの国々から避難し、日本で新たな生活を送る学生たちが年に一度集まるこのリユニオンデイは、相互理解を深めるだけでなく、平和について再考する重要な機会を提供しています。
第一部:母国と日本の情報共有
イベントの第一部では、「私の伝えたい母国」「日本社会に本音で伝えたいこと」というテーマで、ウクライナ、シリア、アフガニスタン出身の学生代表が各々の発表を行いました。彼らは母国が置かれている状況に対して抱く複雑な思いを語り、その中で母国の文化や魅力を紹介しました。参加者からは、戦争や難民というレッテルに対する葛藤に共感する声が多く聞かれました。
さらに、グループワークを通じて、各自の母国の現状をどのように伝えるかについて自由に意見を交わし、交流を深める時間も設けられました。この場で得られた意見や共感が、今後の相互理解に繋がることを願っています。
第二部:キャリアに向けた闘志
第二部では、企業の方々や日本で就職活動を経験した先輩学生の話を聞く機会が設けられました。母国での経験を日本でも活かすために、多くの学生が自らのキャリアについて真剣に考えました。特に、日本独特の就職活動に対し戸惑いを覚える声も挙がり、その中でアドバイスを受けることで新たな視点を得た学生も多かったようです。
第三部:レセプションパーティーでの交流
イベントの最後には、レセプションパーティーが行われました。会場には100名を超える参加者が集まり、久しぶりの再会を喜ぶ様子が見受けられました。最後には、大学院を昨年修了したリリア・モルスカさんがウクライナの楽曲「Na Nebi(空に)」や日本の「満ちてゆく」を披露しました。参加者はその音色に耳を傾け、自然と口ずさむ姿も見られました。平和を愛する心を交流の場で再確認した瞬間でした。
今後の展望
武蔵野大学は、異なる背景を持つ学生たちが交流を深め、お互いの価値観や経験を共有する機会を今後も大切にしていく方針です。教育やキャリア支援を通じて、多様な学生の成長を促進し、平和について考えることができる場を提供し続けることが期待されます。学生たちにとって、このようなイベントは、自身の未来を切り開くための助けとなることでしょう。
武蔵野大学の取り組み
武蔵野大学は、1924年に設立され、長年にわたり教育の改革を進めています。国内初となるデータサイエンス学部やアントレプレナーシップ学部を開設し、未来の人材育成に力を入れています。今後の展開が楽しみです。
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