2024年不祥事速報
2024-11-29 14:25:44

2024年の不祥事、企業や団体のイメージに影響大

2024年の不祥事ランキングの影響



2024年の初めから10月にかけて発覚した企業や団体の不祥事に関する調査が行われ、その結果が話題を呼んでいます。広報・メディア対応の専門誌「広報会議」が実施したこの調査は、全国の1000人を対象に、イメージが悪化した出来事を選ぶものでした。

調査の結果、特に目立った不祥事として、小林製薬の紅麹関連の健康被害が1位にランクインしました。この健康被害は37.5%の支持を受け、優先的にイメージを傷つけたとされています。回答者からは「死者が何人も出ているのに原因究明が遅かった」「隠蔽体質の企業だと感じた」といった厳しい意見が多数寄せられました。

続いて2位には宝塚歌劇団の団員死亡問題が34.3%の支持を得てランクイン。パワーハラスメントが認められ、遺族への謝罪が行われたにも関わらず、初期対応の不備や劇団側の報告が不足していたことがイメージを悪化させました。3位にはドラマ『セクシー田中さん』の原作改変に関する問題が28.9%の支持を受け、作者の意向を無視した制作過程に対する批判が寄せられました。

このように、2024年に発覚した不祥事は、いかに企業や団体が危機管理において迅速な対応を取るべきかを示しています。レビュアーたちは「もっと迅速に対応すべきだったのでは」との声を上げ、改善の余地があることを指摘しています。

調査の詳細


調査はインターネットリサーチによって行われ、実施期間は2024年の11月5日から7日、対象は20~69歳の全国的な男女です。今回は13件の不祥事から3つを選ぶ形で回答してもらい、それをもとにランキングを作成しました。この試みは毎年行われており、危機管理広報に対する意識を高めることが目的です。

普段は公表されていない数々の実態や感想が明らかになり、企業や団体の危機対応に対する意識改革を迫る契機となっているのです。また、広報の役割とその重要性を再認識する機会とも言えます。

広報業界での課題は、ただ単に不祥事を隠すのではなく、いかに誠実に対応するかということが求められています。企業イメージ向上の鍵は、その姿勢にかかっています。

今後もこのような不祥事ランキングが企業や団体に影響を与え、より良い危機管理につながることを期待します。アンケート結果が示すように、社会の声を無視せず、透明性のある対応が求められます。多くの人々が注視する中、企業の姿勢が問われています。

調査結果の詳細は、月刊『広報会議』2025年1月号に掲載される予定で、今から発売が待たれます。気になる方はぜひ、手に取ってご覧ください。


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株式会社宣伝会議
住所
東京都港区南青山3-11-13新青山東急ビル9階
電話番号
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