古墳を舞台にした青春物語『はにま通信』第2巻、6月30日発売

古墳青春グラフィティ『はにま通信』第2巻がついに発売！

古墳が見守る中、高校生たちの混乱に満ちた日常を描く漫画『はにま通信』の第2巻が、2025年6月30日に発売予定です。この作品は、登場人物たちの恋愛や友人関係、家族の絆などが複雑に絡み合い、彼らが直面するさまざまな悩みや選択を描き出します。

物語の核となるテーマ

『はにま通信』の物語は、悠久の時を超えた古墳と大学受験や恋愛に悩む若者たちの日常が交錯する世界観から成り立っています。第2巻では、主人公である「はにま」が新たな局面を迎えます。彼女は、父親から届いた思いがけないDMをきっかけに強烈な嫌悪感を抱く一方、安永という友人の恋心がその背後にある複雑な感情に影響を及ぼします。

緊迫した高校生活の描写

登場人物たちの心理描写が細やかに描かれる中で、読者は彼らの感情に共感せざるを得ないでしょう。特に、安永は親からの「分をわきまえろ」という忠告を無視して、自らの感情に突っ走る姿勢が印象的です。彼の恋心は、周囲の環境や友人たちとの関係に影響を与えます。このように、恋愛や友情が絡み合った困難に直面する彼らの姿が、この物語の醍醐味です。

古墳の存在意義

物語の背景にある古墳は、ただの歴史的な遺物ではなく、登場人物たちの心情を照らし出す重要な存在です。悠久の沈黙を持つ古墳が、彼らの喧騒を静かに見守っているかのような描写が魅力です。古墳は、高校生たちが直面する様々な問題を解決する力を持っているわけではありませんが、その存在感が彼らに安らぎを与え、物語の進行に深みを与えています。

挿し絵と特典情報

また、リリースに合わせて初回配本特典として、著者撮影による古墳絵葉書セットが付属します。絵葉書には、奈良の丸山古墳、箸墓古墳、新沢千塚古墳群、そして広島のカンカン石古墳の美しい風景が収められています。地味ながらも味わい深い古墳の姿を、手元に残すことができる特典です。これらの絵葉書は、作品のテーマとともに古墳の魅力を伝えるアイテムとなるでしょう。