ペリカンプロダクツ社、極低温輸送ソリューションを強化
米国のペリカンプロダクツ社バイオサーマル事業部は、極低温輸送の新たなソリューションを発表し、新型コロナウイルスワクチンや治療薬の輸送をより一層安全かつ効率的に行えるようにしました。これにより、医薬品メーカーが市場に、迅速かつ安全な形で商品を届ける手助けをしています。
技術革新による多様な温度管理
ペリカンバイオサーマルは、すでに摂氏マイナス20度からマイナス50度の温度範囲での定温輸送を行っており、さらに新たな技術革新により、マイナス80度までの温度管理が実現可能となりました。これにより、極低温に対応した幅広い輸送ソリューションが生まれました。
具体的な製品ラインには、
Crēdo™ Cube、
CoolGuard™ Advance、
CoolPal™ Flex、
Sherpa Systems™、
Crēdo™ Xtreme、そして
Crēdo™ Cargo shippers などが含まれ、これらはシングルユースまたはリユースが可能な形態で提供されています。また、レンタルサービスも展開されており、パレットタイプの簡単な利用が可能です。
72時間以上の冷凍保護
最新の極低温輸送ソリューションでは、PCMやドライアイスを用いて、積載物を72時間から144時間以上にわたり冷凍状態に保つことができます。カートン型容器では1リットルから96リットル、パレット型では371リットルから1,686リットルの容量を持つ製品があります。これにより、短期間のワクチン保管や接種地点への運搬、地方都市への日常的なワクチン供給が容易になります。
災害時の医薬品供給にも対応
「ペリカンプロダクツ社の耐衝撃性が高い製品とバイオサーマル製品を組み合わせることで、災害時における医薬品のヘリコプター投下にも対応できる」と、ペリカンプロダクツ株式会社日本支社の矢後社長は説明しています。このことから、医薬品の供給手段としての大きな可能性が見えてきます。
会社概要
米国カリフォルニア州トーランスを本拠とし、1976年に設立されたペリカンプロダクツ社は、高性能保護ケースや温度管理パッケージングソリューションの開発・製造を行っています。「あなたの大切なものをお守りします」を企業理念として掲げ、消防、防衛、航空など多岐にわたるプロフェッショナルな業界に支持されています。
詳細情報
新しい極低温輸送ソリューションについての詳細は、
ペリカンバイオサーマル公式サイトにて確認できます。さらなる情報を求める方は、ペリカンプロダクツ日本支社に直接お問い合わせください。