ベトナムの木造モデルハウスがグリーンビルディング認証を取得
岡山に本社を置くライフデザイン・カバヤ株式会社は、ベトナムのハノイ市にて建築した木造モデルハウスが、国際金融公社(IFC)によるグリーンビルディング認証制度「EDGE」の「アドバンス」認証を取得したことを発表しました。この認証は、持続可能な建築との評価を受けるもので、その重要性がますます高まっています。
グリーンビルディング認証「EDGE」とは
「EDGE」(Excellence in Design for Greater Efficiencies)は、国際金融公社が策定した国際的なグリーンビルディング認証制度の一つで、環境に配慮した建築物の推進を目的としています。特に、エネルギー効率や水の使用効率、材料の持続可能性といった観点から評価が行われ、国際的な基準を満たすことが求められます。
認証取得の背後にある努力
この度の認証取得は、ライフデザイン・カバヤがベトナムの建設省傘下の建設科学技術所(IBST)と連携し、着実に進めてきた結果です。2025年の1月14日、ハノイにあるIBST木造モデルハウスにて正式に認証状が授与され、2月24日には授与式が開催されました。式では、ライフデザイン・カバヤ・ベトナムの取締役社長が出席し、国際金融公社の代表者より認証状が手渡されました。
継続する研究・データ分析
認証取得後も、IBST木造モデルハウスでは使用中のエネルギーの測定やデータ分析が進められています。これにより、本年の12月にはベトナム初となる「EDGE Zero Carbon」認証の取得を目指しています。この動きは、持続可能な建築を実現する上での大きな一歩として注目されています。
ライフデザイン・カバヤの理念
ライフデザイン・カバヤは、1972年に岡山で設立されて以来、地域に密着した住宅事業を展開しています。近年では、「中国ブロック4年連続No.1」や「岡山県8年連続No.1」といった実績を収めており、国産木材を使った新建材CLT事業やリフォーム、不動産、海外事業など多岐にわたる取り組みを行っています。
社会的責任を意識した企業として、持続可能な未来を目指すライフデザイン・カバヤ。今後の活動にも引き続き注目が集まることでしょう。