Z世代による鳥取の魅力発掘プロジェクト
近年、地域の魅力を若者に発信する試みが全国で注目を集めていますが、特に鳥取市で行われる「雛鳥プロジェクト」が新たな参加者を募集しています。このプロジェクトは、首都圏に住むZ世代の若者たちを対象に、鳥取市用瀬町で地域の課題解決や魅力発掘を行うものです。
プロジェクト概要
雛鳥プロジェクトでは、Z世代の参加者が鳥取市に滞在し、地域の伝統文化である「流しびな」の製作体験を通じて、文化の保存や地域との交流を深めます。参加者は地元の方々と密接にコミュニケーションをとりながら、地域の魅力を再発見することが期待されています。
流しびなは、毎年旧暦の3月3日に行われる行事で、男女一対の紙雛を川に流すことで無病息災を願う伝統文化です。このイベントの際には、地域の皆さんが家に受け継がれたひな人形を公開し、来訪者におもてなしをする姿も見られます。プロジェクトでは、この行事を通じて流しびなの製作方法を学び、その魅力を「デジタルフォトブック」にまとめる作業も行います。
地域の暮らし体験と交流
さらに、参加者は地域の方々との交流を深めるため、地元の暮らしを体験しながら様々なアクティビティを予定しています。具体的には、一緒に料理をしたり、町を練り歩くことで地域の文化や人々との関係性を体感することができます。参加者が自らの視点と感性で感じた鳥取の魅力は、SNSを通じて発信され、成果発表会でもシェアされる予定です。
参加方法
今回のプロジェクトは、2024年1月9日から12日までの4日間にわたって開催されます。参加資格は、首都圏在住のおおよそ18歳から25歳の方で、鳥取にあまり興味がなかった若者たちを歓迎します。今回が初参加の人には、過去の参加者からのアドバイスを受けて活動する機会も提供され、新たな学びの場となることでしょう。
主催者である「鳥取の魅力発掘・発信に関する勉強会」は、プロジェクト参加者に対して、往復交通費や宿泊費の負担を計画しており、地域とのヒューマンな繋がりを築くための「ふるさと認定証」も用意しています。これにより、参加者は鳥取を「自分のふるさと」と感じられるような体験が得られることでしょう。
お問い合わせ
本プロジェクトに興味がある方は、参加申し込み締切が2023年10月5日となっているため、早めの申込をおすすめします。申込は、指定されたフォームまたはメールで受け付けており、詳細情報は公式Instagramや担当者へのお問い合せでも確認できます。
新しい仲間と共に、鳥取の文化を感じ取り、その魅力を発見するこのプロジェクトに、是非参加して新たな経験を得てみてはいかがでしょうか。