新たなデザイン共創の拠点「surface park™」が千葉に誕生
TOPPAN株式会社は、2025年8月より千葉県柏市に新しいデザイン共創施設「surface park™」を開設することを発表しました。この施設は、建築、自動車、電化製品など様々な業界の製品デザイン担当者が集まり、製品のCMFデザイン(Color, Material, Finish)を共創する場所です。特に「surface park™」では、数万点に及ぶ実物素材や市場データ、トレンド情報を用いてデザイナーがアイデアを引き出し、素材を起点にしたデザインワークが行えます。
開発の背景
近年、顧客ニーズは多様化の一途を辿っており、従来の均一な製品供給だけでは市場の期待に応えることが難しくなっています。企業は、高度な技術と優れた素材を活用し、顧客が求める価値へと転換する新たなアプローチが求められています。TOPPANは70年近く建装材事業に携わってきた経験から、CMFデザインの提案を行ってきましたが、今回「surface park™」を設立することで、更に多様な市場での新たな価値共創を目指します。
「surface park™」の特長
「surface park™」では、以下のような特長を持っています。
実物素材を使ったデザイン体験
当施設は、TOPPANが蓄積してきた数万の実物素材(木材、石材、テキスタイルなど)を手に取って触れることができます。これにより、素材の質感や色合いを直に感じることができ、独自の魅力を引き出す探索的な環境を提供します。
ワークショップ型の開発プロセス
クライアントが直面する課題を共有し、それを基に開発テーマを設定、素材選定、アイデアの創出、コンセプトの具体化まで一貫して行うワークショップを提供します。専門知識を持つファシリテーターと共に、活発な対話を通じて思いも寄らないニーズやアイデアを引き出すことが可能です。
サポートツールの制作
共創ワークショップで生まれたデザインコンセプトや素材を効果的に伝えるため、TOPPANの印刷技術や加飾ノウハウを駆使したサポートを行います。市場情報の提供やオリジナルの素材ボード作成により、商談などでの訴求力を向上させます。
今後の目標
「surface park™」を拠点に、多様な業界のニーズに応じた製品やサービスの共同開発を強化していきます。建材や内装材に限らず、モビリティや電化製品、食品、ヘルスケアなどの多様な分野で共創ワークショップを開催し、新しい素材の探求から市場導入を目指した加飾表現の開発まで一貫したプロセスを共有していきます。これにより、クライアントの製品開発における革新を支え、市場競争力を高めることを目指します。
新たなデザインの可能性が広がる「surface park™」。興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。具体的な利用方法については、
こちらのリンクをご確認ください。