デンマーク王国大使館とオーステッド・ジャパンが示す再生可能エネルギーの未来
2022年3月、東京ビッグサイトで開催される「Wind Expo春2022」に、デンマーク王国大使館とオーステッド・ジャパンが共同出展します。この展示会では、デンマークが目指す2050年までの再生可能エネルギー100%の目標と、それに向けた最新のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが紹介される予定です。
ブースでは、デンマークのサステナブルなエネルギーシステム構築の現状や、特に洋上風力発電におけるオーステッドの長年の実績にスポットを当てます。オーステッドは、洋上風力の分野で30年以上のキャリアを持つグローバルリーダーとして、再生可能エネルギー社会への移行のための具体的なアプローチや、実践例を紹介する機会を提供します。
オーステッドが語る日本での展望
出展の際には、特に注目すべき講演も行われます。3月16日(水)には「オーステッドの洋上風力発電と日本における展望」というテーマで、オーステッド・ジャパンの取締役で事業開発部部長の甘艸浩平(あまくさこうへい)氏が登壇します。講演では、オーステッド社の最新の浮体式洋上風力発電プロジェクトなど、日本の洋上風力発電開発に役立つ情報を提供します。この機会を通じて、来場者に洋上風力の最新動向を伝え、活発な意見交換が期待されます。
デンマークのエネルギー政策
駐日デンマーク王国大使ピーター・タクソ-イェンセン氏は、「デンマークは、2030年までに温暖化ガス排出量を1990年比で70%削減し、2050年までにカーボンニュートラルな社会を実現するという野心的な目標を持っています。私たちの目指す未来は再生可能エネルギーの拡大によって支えられています」と語っています。デンマークの電力供給の半分以上は、風力と太陽光が占めており、洋上風力はその中でも特に重要な役割を果たしています。温暖化対策の一環として、エネルギー政策においては、熱、ガス、PtX(電力から作られる合成燃料)を包括的に捉えて取り組む姿勢が評価されています。
オーステッドについて
オーステッドは、グリーンエネルギーによる持続可能な未来を実現することをビジョンに掲げています。1991年にデンマークで世界初の洋上風力発電所を建設以来、同社は洋上および陸上の風力、太陽光、バイオエネルギー発電所を開発・建設・運営してきました。さらに、グリーン水素事業にも取り組んでいます。オーステッドは4年連続で、コーポレート・ナイツ社のグローバル100インデックスにおいて最もサステナブルなエネルギー企業として認められています。
日本における洋上風力発電事業の開発はオーステッド・ジャパンにおいて進められており、これにより日本の再生可能エネルギーの導入が加速すると期待されています。また、オーステッドはSBTiによって検証されたネットゼロ排出目標を掲げ、気候変動対策におけるリーダーとしての地位を確立しています。
Wind Expo春2022の詳細
- - 会期:2022年3月16日(水)~18日(金)
- - 会場:東京ビッグサイト 第4ホール E35-6番
- - 入場方法:Webサイトにて招待券申し込み(無料)
セミナーも併せて行われる予定で、参加費は無料。再生可能エネルギーに関する最新情報を直接現場で学ぶ貴重な機会となっています。興味のある方は、ぜひこのイベントに参加し、次世代のエネルギーの未来を共に考えましょう。