安野モヨコの傑作ファンタジー『シュガシュガルーン』全5巻が遂に刊行開始！

安野モヨコの新作アニメも注目を集める

安野モヨコによる代表作『シュガシュガルーン』が、誕生20周年を記念して初の完全版として、全5巻にて刊行されます。この特別な版は全巻カバーが新たに描き下ろされ、読者にとって貴重な一冊となるでしょう。

完全版の魅力

この完全版の最大の魅力は、連載時の本文カラーページを忠実に再現している点です。さらに、商品企画やタイアップで描かれた数々のイラストも、著者の監修のもとで画集形式として収録されています。第2巻では、世界観やアイテムの設定といった貴重な創作資料も初公開され、著者による解説もついています。

この新刊は最新のデジタル技術と上質紙を使用することで、原稿の筆致の美しさまで再現されており、書籍としてのクオリティが高まっているのが特徴です。

ストーリー概要

物語は、魔界の次期クイーンを決めるために人間界に訪れた二人の魔女、ショコラとバニラを中心に展開します。どちらも女王の座を狙うライバルであるが、性格は真逆。勝ち気なショコラと、お人よしなバニラは親友でもあります。彼女たちは「人間の豊かな感情」を集めるために、私立萌黄学園に通うことになり、さまざまな冒険が待ち受けています。

この作品は、ただのファンタジーストーリーにとどまらず、恋愛、情熱、嫉妬、憎しみなどの複雑な感情を描いています。安野モヨコは「子どもが読む漫画には、心の基礎を育てる責任がある」と語っており、読者に「本当に大切なものは何か」を問いかけています。

作者紹介

安野モヨコは東京都出身であり、高校3年生の頃に漫画家としてデビューしました。彼女の代表作には『ハッピー・マニア』や『働きマン』などがあり、実力派の作家として名を馳せています。『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞を受賞したことでも知られています。現在も「FEEL YOUNG」で『後ハッピーマニア』を連載中で、ますます目が離せない存在です。