SOMRIE認定制度とは
2025-11-12 11:36:24
デンソーと豆蔵が業界横断の人材育成制度SOMRIEを共創
デンソーと豆蔵が業界横断の人材育成を実現
SOMRIE認定制度とは
デンソーと豆蔵が協力して導入した「SOMRIE(R)認定制度」は、モビリティ業界を中心にIT業界や他関連分野に至るまで、人材育成のための革新的なプラットフォームです。この制度は、急速に進化する自動車産業とその周辺分野において、高度なスキルを持つエンジニアの育成を目的としています。制度名のSOMRIEは、「Sophisticated Outline Master Revolutionary Impressive Enthusiasm」の略で、単なる資格制度に留まらず、エンジニアの専門性を高めることを目指しています。
背景と目的
CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)やSociety5.0の進展により、自動車開発におけるソフトウェアの重要性はかつてないほど増しています。この現状を鑑みて、デンソーは新しい価値の創造が求められる分野で活躍できる多様なエンジニアを育成する必要性を感じ、SOMRIE認定制度を立ち上げました。制度は、実務に基づく能力評価や教育研修と業務配置を組み合わせ、個々のキャリア形成と組織の戦略をリンクさせる仕組みを提供しています。
豆蔵の役割
豆蔵は、認定制度の設計段階から深く関わり、制度の立ち上げに寄与しました。具体的には、16種類のケイパビリティの定義を行い、次世代のエンジニア像を体系化。さらに、認定プロセスや運用・改善の支援を通じて、ISO/IEC 17024認証の取得に向けた取り組みもサポートしています。このような活動を通じ、SOMRIE認定制度の実効性を確保し、国内外で通用する人材認証としての基盤づくりに貢献しました。
未来展望
すでに導入から3年以上が経過したSOMRIE認定制度は、デンソーの社内で広く受け入れられ、エンジニアの能力開発に活用されています。今後は、豆蔵とデンソーが連携し、SOMRIEを起点にした業界横断型の人材育成プラットフォームを築くことを目指します。共通の能力定義や客観的スキルの認定を通じて、エンジニア自身の成長を促し、企業間の人材交流と共創を進めることが求められています。この取り組みは、モビリティ業界だけでなく、日本全体の産業競争力を高める一助となるでしょう。
豆蔵の戦略
豆蔵はSOMRIE認定制度の枠組みを利用し、教育カリキュラムの開発や人材データ活用を進め、共創型の人材育成エコシステムの形成に努めています。また、自社の教育サービスやDXコンサルティングを強化しながら、人材育成と競争力向上のパートナーとしての役割を果たすことを目指しています。具体的には、モビリティ産業における人材育成の標準モデルをリードし、5020年からの新たな業界へ貢献するため、継続的な改善と革新を重ねていく方針です。
まとめ
デンソーと豆蔵のJoint VentureによるSOMRIE認定制度は、ますます進化するテクノロジーと産業のニーズに応えるため、エンジニアの能力開発とスキル認定の未来を切り拓く重要な取り組みです。この新たな人材育成プラットフォームは、柔軟で多様な技術者の誕生を促し、各業界の技術革新に寄与することが期待されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社豆蔵
- 住所
- 電話番号
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