ウッドデザイン賞2018
2018-11-20 13:48:05
ウッドデザイン賞2018が発表!最優秀賞に選ばれた作品とは
2018年11月20日、東京で『ウッドデザイン賞2018』の結果が発表されました。この賞は、環境に配慮した木材使用のデザインを評価し、国内外に広めることを目的としています。今年度は393件の応募の中から、最優秀賞を含む25作品が選ばれました。最も高く評価されたのは東京都江東区の『江東区立有明西学園』です。この学校は、都市部における大規模な学校施設の木構造化や木質化を成功させ、アクティブラーニングの実践を通じて学習環境を一新した点が特に評価されました。これにより地域産業の伝承や感性教育にも寄与しています。
優秀賞には、福島県の『いわきCLT復興公営住宅』や三重県の『odai』などが選出されており、これらのプロジェクトも木材を用いたデザインが地域や社会に対して深い影響を与えるものと認識されています。また、受賞作品の発表に併せて、特別賞の『木のおもてなし賞』や、エコプロ当日の展示会の詳細も注目を集めています。
12月6日から8日には日本最大級の環境展示会『エコプロ2018』が東京ビッグサイトで開催され、受賞作品の展示が行われるほか、表彰式やセミナーも実施される予定です。受賞者や審査委員により、木材利用の先進的な取り組みを語るテーマ別のセッションも予定されており、この機会に木材の魅力と可能性を体験できる貴重なイベントとなっています。
『ウッドデザイン賞』は、ライフスタイルデザイン、ハートフルデザイン、ソーシャルデザインといった3つの部門に分かれ、各応募作品の審査が行われました。ライフスタイルデザイン部門では、木を使った豊かな生活を提案する作品が評価され、ハートフルデザイン部門では、木材がもたらす快適さや健康へのプラス効果が問われました。また、ソーシャルデザイン部門では地域への貢献や持続可能な利用に焦点が当てられています。
今回の受賞作品は、いずれも木材の持つ可能性と地域貢献の重要性を示すものであり、全国各地での木材利用の促進につながることが期待されます。特に、江東区立有明西学園の事例が示唆するように、木構造の採用は今後の公共建築にも大きな影響を与えるでしょう。
『ウッドデザイン賞2018』は、木を使って暮らしを豊かにすること、その一環として地域や社会を活性化する取り組みに光を当てる重要なイベントです。これからの展示会やセミナーを通じて、新しい木材デザインの可能性を感じ取る良い機会になるでしょう。詳細なスケジュールや内容については、公式ウェブサイトにて情報が提供されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。
会社情報
- 会社名
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公益社団法人国土緑化推進機構
- 住所
- 東京都千代田区平河町二丁目7番地砂防会館別館B棟5階
- 電話番号
-
03-3262-8451