テックドクター、『ルナルナ』アプリ利用者を対象とした研究を開始
株式会社テックドクター(代表取締役社長:湊 和修、東京都中央区)は、女性の月経周期に伴う症状や生活の質(QOL)についての大規模な研究をスタートしました。この研究はエムティーアイ(代表取締役社長:前多 俊宏、東京都新宿区)の協力を得て、1,500名以上の『ルナルナ』アプリユーザーからデータを募る形で進められます。
研究の背景と目的
普段から健康管理に興味を持たれる方々のために、テックドクターはウェアラブルデバイスなどから得た生体データに基づく新しい診断技術、デジタルバイオマーカーの開発に注力しています。今回の研究でも、エムティーアイが提供する『ルナルナ』アプリを活用し、生理日や周期に関するデータを組み合わせて分析します。このデータは個人が特定できない形で処理され、心拍数、睡眠、活動量などの生体データをも取り入れ、女性の健康状態をより深く理解することを目指しています。
これまで定性的に扱われてきた月経に関連する症状や慢性的な不調に対し、定量的な評価を確立することで、セルフケアの支援や予防医療の発展を見据えています。さらに、得られた知見は今後のウェアラブルデバイスを活用した医学研究にも活かされる可能性があります。
研究の概要
この研究は2025年7月から2026年3月にかけて実施され、参加者の数は約1,500名を予定しています。収集されるデータには、以下が含まれます:
- - 『ルナルナ』アプリによる体調記録(生理日や生理周期など)
- - QOLや症状に関するアンケートデータ
- - ウェアラブルデバイス「Google Fitbit」からの心拍・睡眠・活動量データ
本研究は倫理的観点からの審査を経て実施されることも特徴で、データの取り扱いには細心の注意を払っています。
研究による期待と今後の展望
テックドクターは、収集したデータを分析することで、月経周期に伴う症状とQOLの変化を正確に評価できるデジタルバイオマーカーの開発を目指します。また、女性特有の不調や疾患リスクを早期に検知し、早期のセルフケアや医療介入を促進する新しいサービスの創出も視野に入れています。
技術が発展する中で、デジタル技術と医療の融合により、これまでにない新たなヘルスケアサービスが期待されます。データの解析はアプリ内自己申告情報やアンケートと組み合わせ、より豊かなデータベースを構築します。
まとめ
テックドクターとエムティーアイのパートナーシップにより、この研究が女性の健康と生活の質の向上に寄与することが期待されます。ウェアラブルデバイスのデータを活かし、より多くの人々の健康を支援する施策を進めていくことで、将来的には新しい医療の形を提案していくことでしょう。
お知らせ
- - 『ルナルナ』アプリの詳細はこちらからご確認できます。
- - テックドクターの最新情報は公式サイトをご覧ください。