サイバー攻撃に立ち向かう新たな力、ALSIのセキュリティパッケージ
アルプス システム インテグレーション株式会社(以下、ALSI)は2025年11月19日より、企業が直面するサイバー攻撃に対抗するための包括的なセキュリティソリューション「Endpoint Cyber Resilience Suite」を新たに提供開始することを発表しました。特に中堅・中小企業向けに設計されたこのパッケージは、サイバー攻撃を未然に防ぎ、万が一の際にも迅速に復旧を可能にする仕組みを整えています。
1. 企業が抱えるサイバーリスク
サイバーリスクは年々増加しており、特に中小企業はそのターゲットとなりやすい状況です。ランサムウェアや標的型攻撃は、業務の停止や機密情報の漏洩につながり、企業の信頼性や経済活動に多大な影響を与えます。これに対抗するためには「単に侵入を防ぐ」といった従来の手法だけでなく、攻撃を受けても事業を継続できる「サイバーレジリエンス」が求められています。
2. Endpoint Cyber Resilience Suiteの概要
ALSIが提供するこの新しいセキュリティパッケージは、以下のような特徴を備えています:
- - 情報漏洩調査:自社の情報がダークウェブでどのように扱われているかを把握し、必要なリスク対策を特定します。
- - アプリケーション分離技術:外部からの攻撃を無力化するための分離技術を取り入れ、ユーザーや業務をリスクから守ります。
- - AIを活用した自動検知:内部の脅威に対しては、AIによる高度な自動検知機能で迅速に対応。
- - 復旧支援:万が一の際には、ALSIのSOCサービスを通じて迅速な復旧をサポートします。
3. ソリューションの具体的な内容
このセキュリティパッケージは、特定・防御・検知・復旧の各フェーズに対応する4つの主要コンポーネントで構成されています。
3.1 特定:InterSafe Darkweb Monitoring
このツールでは、自社の情報がダークウェブ上に流出しているかを監査し、リスクを早期に特定。一貫したレポート形式で報告を行います。
3.2 防御:HP Sure Click Enterprise
ウイルスが含まれている可能性のあるファイルを、仮想環境で隔離し安全に扱うことが可能です。これにより、PCへの感染を防げます。
3.3 検知:SentinelOne
独自のAIを活用して、マルウェアを侵入前に排除。また、万が一侵入した際にも、迅速な修復とコスト削減が実現できます。
3.4 復旧:AIスマートSOC
ALSIが提供するSOC運用サービスで、チェックから分析、対策までをサポートし、企業の運用環境に特化した支援を行います。
4. 中小企業への影響
特に中堅・中小企業にとって、導入できるセキュリティパッケージは、多種多様なサイバー攻撃への防御力を強化するだけでなく、コスト面でのメリットも享受できます。導入が容易で、迅速にサイバーレジリエンスを実現できるこのパッケージは、企業の競争力を一層向上させるでしょう。
5. 企業紹介
ALSIは1990年設立の企業で、電子部品や車載情報システムを展開するアルプスアルパイングループの一員です。デジタルソリューションにおける「ものづくり」のノウハウを生かし、常にお客様のニーズに応じたサービスを提供しています。今後もIT環境の変革に迅速に対応し、さらなる企業支援を目指します。
6. まとめ
この新たなセキュリティパッケージの登場で、中小企業は従来の防御策では対応しきれない様々なサイバーリスクに対し、一手先を行く対応策を持つことが可能になりました。ALSIの「Endpoint Cyber Resilience Suite」が提供する機能を通じて、企業は攻撃に対する強固な防衛線を築くことができるでしょう。