万博での海洋プラスチック
2025-09-04 16:54:28

万博の舞台で海洋プラスチック問題を考える大谷大学の挑戦

万博の舞台での大谷大学の挑戦



2025年9月16日、2025大阪・関西万博の「BLUE OCEAN DOME」内で開催される『BLUE Challenge 2025』に、大谷大学が参加します。本記事では、その目的や内容について詳しく紹介します。

大谷大学(位置: 京都市北区)の社会学部ココミュニティデザイン学科から鈴木寿志教授が登壇し、「海洋プラスチックの回収と再資源化の加速」というテーマでキーノートセッションを行います。現在、世界の海には毎年約800万トンものプラスチックごみが流れ込み、海洋生物や漁業に甚大な影響を及ぼしています。これらのごみの多くは回収が困難で焼却や埋立処理され、環境への負荷を増大させています。このような現状を踏まえ、セッションでは海洋プラスチック問題の現状を整理し、新たな回収や再資源化の手法について議論を深める予定です。

大谷大学の取り組み



大谷大学のコミュニティデザイン学科では、2019年より京丹後市網野町を拠点に、海浜に漂着するプラスチックごみの調査と清掃活動を行っています。このプロジェクトは地域住民や学生との協働を通じて、現地のプラスチックごみの量や種類を記録し、問題の可視化に努めています。漂着ごみの問題を解決するための基盤を築くことを目的としています。

当日は、これまでの調査結果と清掃活動の経緯について報告がなされる予定です。参加者は、地域の調査データを通じて海洋ごみ問題を「身近な地域の課題」として認識し、持続的な資源循環のあり方を共に考えることができる貴重な機会となります。

具体的な活動内容


1. 調査・清掃活動
京丹後の海浜で行われた漂着プラスチックごみの調査・清掃活動は、2019年から続いています。ここでは、現地での継続的なごみの量や種類の記録を行い、地域課題の把握に努めています。

2. 地域連携
地元住民と学生が協力して行うフィールドワークを通じて、世代間交流が生まれ、環境課題が地域の問題として捉え直されることが期待されています。

3. 技術開発とリサイクル
鈴木教授の指導のもと、学生たちは「ふるい型マイクロプラスチック除去装置」や浮遊型除去装置を自作し、効果的なマイクロプラスチックの回収を実現しています。さらに、漂着ごみから素材を選別し、リサイクルの実証も行っています。

セッション詳細


このキーノートセッションは、2025年9月16日の13:00から13:40まで「BLUE OCEAN DOME」で開催され、【EXPO2025】の公式チャンネルでの配信も予定されています。

連絡先


イベントについての詳細や、鈴木教授への取材を希望される方は、大谷大学PR事務局にご連絡ください。

大谷大学は、1665年に創設された歴史ある大学で、「人間学」を教育理念とし、地域社会における持続可能性に重点を置いた教育を行っています。今回の取り組みを通じ、海洋プラスチック問題解決に向けた意識の改革を促進することを目指しています。


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会社情報

会社名
学校法人真宗大谷学園 大谷大学
住所
京都府京都市北区小山上総町
電話番号

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