親子で楽しむ！農業とコンポストを学ぶ食育プロジェクト開始

食と環境をつなぐ新たな体験

2024年11月23日、日鉄興和不動産株式会社が推進する食育プログラム『親子で挑戦！農業とコンポストで広がるエコ体験』が始まりました。このプロジェクトは、親子で農業とコンポストについて楽しく学ぶことを目的としており、参加者が実際に体験できる機会を提供します。

この取り組みは、日鉄興和不動産、株式会社オレンジページ、ローカルフードサイクリング株式会社、冨澤ファームの4社の共同企画によるもの。特に、持続可能な未来を目指した食育活動として、参加者は自宅で簡単に始められる堆肥化を体験し、地元農家と協力しながら野菜を育てて収穫する体験を行います。

プロジェクトの背景と必要性

日鉄興和不動産は、過去にさまざまな地域支援型農業の試みを行ってきました。これらの活動の中で、子どもたちが野菜や食に興味を持つきっかけを提供する重要性が高まっていることが実感されています。特に、都心で暮らす家族においては、農業体験がなかなか得られないという課題があります。そこで、本プロジェクトではマンション居住者が直面する食育問題を解決するために、親子で「食の循環」を体験できるプログラムを作り上げました。

食育プログラムの概要

本プロジェクトは全7回のプログラムで、2024年11月23日から2025年6月頃にかけて実施されます。参加者は、家庭の生ごみをマンションのベランダで使用できる「LFCコンポスト」を利用して堆肥を作り、完成した堆肥を三鷹市にある冨澤ファームに届けるという流れです。ここで、堆肥を使って実際に野菜を育て、収穫して食べるという体験が待っています。

さらに、『こどもオレンジページ』の監修による食育セミナーや、ローカルフードサイクリングによる「親子コンポスト講座」も行われる予定です。参加者は、楽しみながらSDGsを実践し、環境への理解を深める機会を得ることができます。

キックオフイベントの様子

2024年11月23日に開催されたキックオフイベントでは、親子12世帯38名が参加し、コンポストについての理解を深めることができました。子どもたちは紙芝居形式の「ふうちゃんのコンポスト」を通じて、生ごみを捨てない生活やコンポストの基本を学び、実際のデモンストレーションも行われました。このような体験を通じて、参加者は自らの手で食の未来を考える意識を育むことが期待されます。

参加者の声

参加した親たちからは、「自分の子どもに農業体験をさせることで、食への興味を深めさせたい」「自宅でできるエコ活動に取り組みたい」といった期待の声が寄せられています。また、「子どもが食べ物に興味を持つ貴重な体験になる」と、多くの親がこのプロジェクトに対して高い関心を寄せています。

未来への期待

日鉄興和不動産とオレンジページは、今後もこうした食育プログラムを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていきます。親子で楽しむこのエコ体験は、食と環境に対する理解を深める素晴らしい機会となることでしょう。地域の農業と連携し、子どもたちの未来をより豊かにするために、私たち全員が学び合うことの大切さを再認識することが求められています。