沖縄の恵みを生かした無添加ヘナカラー「美ら艶」新登場

沖縄の恵みを生かした無添加ヘナカラー「美ら艶」

新しいヘナカラーが登場しました。その名も「琉球ヘナカラー・美ら艶」。この製品は沖縄の大地が育んだ100%天然のヘナを使用し、白髪染めを求める方々に向けて開発されました。健康志向の人々が増える中、化学成分に頼らず、安心して使える製品を求める声が高まっています。

「美ら艶」プロジェクトの始まり

このプロジェクトは、亜熱帯の沖縄で自生するヘナを活用し、本当に安心できる染毛料の製造を目指して始まりました。沖縄の気候や土壌が、品質の高いヘナの栽培に適していることが主な理由です。開発には約3年かかり、多くの生産者や専門家の協力を得て、ついに商品化に至りました。

生産者の屋我和枝さんは、「沖縄独自の気候条件が、ここでヘナを育てるのに最適であることがわかりました」と語ります。特に、南部地域の土壌は栄養豊富で、ヘナの葉を豊かに育てるのに適しています。

徹底した品質管理

「琉球ヘナカラー美ら艶」は、全成分が植物由来であることを特徴としています。農薬や化学肥料を使わない契約農家さんたちによって厳格に管理された環境で育てられ、生産から粉末化、そして最終的な製品化までの全工程を徹底的に管理しています。これにより、安心して使用できる国産ヘナが実現しました。

特徴的なのは、沖縄産のナンバン藍とブレンドされており、美しいブラウン色に仕上がっています。さらに、ハイビスカスやモズクの成分も加えられ、しっとりとした仕上がり感があります。これにより、髪に優しく、染めるたびにしっかりとした色合いを得ることができます。

産業の未来に貢献する経済性

日本のサトウキビ農業は厳しい状況に置かれていますが、ヘナおよびインディゴの栽培は、低コストで高付加価値での販売が可能なため、地域の農業にも新たな貢献をもたらすことが期待されています。現在、年間36トンの生産を見込んでおり、最終的には年間100トンの生産を目指しています。

このプロジェクトは、沖縄経済と地元の農家を守り、持続可能な形で地域の特産物を活用することを目的としています。国産ヘナの普及が進むことにより、地元農家の収入向上にも寄与するでしょう。