BeLINの空間デザイン展
2023-10-27 17:00:01
「さえぎるとさえぎらないのあいだ展」:岡山・蒜山で新しい空間デザインを提案
「さえぎるとさえぎらないのあいだ展」:暮らしの空間を再定義する革新的な木材素材BeLIN
岡山県真庭市蒜山にある複合施設GREENable HIRUZENで、11月3日から12日まで「さえぎるとさえぎらないのあいだ展」が開催されました。本展では、真庭産の木材を用いた革新的な建築資材「BeLIN(ビリン)」が、暮らしの空間における新たな可能性を示す展示として注目を集めました。
BeLINは、ヒノキとスギを7:3の比率で組み合わせた、美しく、環境にも配慮した素材です。その名の通り「美しい林」を意味するBeLINは、つなぎ合わせ方によって自在に空間を創造できるのが特徴です。軽量化も実現し、より使いやすくなったBeLINは、デスクやパーソナルスペース、ベッドルームなど、様々なシーンでの活用が提案されています。
リモートワーク時代の空間デザインと家族のあり方
本展は、真庭市による真庭無垢材活用プロジェクトの一環として、合同会社わっしょいボヘミアンが主催しました。企画の背景には、日本の林業が抱える課題、そしてコロナ禍によって加速したリモートワークや家族の生活空間の変化があります。
BeLINは、単なる建築資材にとどまりません。それは、暮らしの中で「さえぎる」と「さえぎらない」のあいだにある、もう一つの空間を創造する素材です。物理的に空間を仕切るだけでなく、視覚的な繋がりを保つことで、場所と場所、人と人を優しく繋ぐ、柔軟性のある境目を生み出します。
展示では、BeLINを用いた様々な空間提案を通じて、来場者はこれからのワークスタイルや家族の在り方について、改めて考える機会を得ることができました。例えば、BeLINで仕切られたデスクスペースは、集中できる環境を作りながらも、家族との繋がりを感じられるようなデザインが施されていました。
隈研吾建築都市設計事務所が設計したGREENable HIRUZEN
会場となったGREENable HIRUZENは、東京・晴海から移築されたCLTパビリオン「風の葉」やサステナブルなアイテムが購入できるショップなどを備えた複合施設です。施設全体の設計は、世界的建築家である隈研吾建築都市設計事務所が担当し、自然と調和した洗練された空間が特徴です。
BeLINの展示は、GREENable HIRUZEN 2階のフリースペースで行われ、多くの来場者で賑わいました。BeLINの持つ可能性と、GREENable HIRUZENの環境に配慮した設計が融合することで、来場者は自然と建築、そして人々の暮らしが調和する未来を垣間見ることができたと言えるでしょう。
未来の暮らしを彩るBeLINの可能性
「さえぎるとさえぎらないのあいだ展」は、単なる製品展示にとどまらず、これからの暮らし方、働き方、そして家族のあり方について考えるきっかけを与えてくれる貴重な機会となりました。BeLINは、単なる建築資材ではなく、人々の生活を豊かにし、より良い未来を創造するためのツールであると言えるでしょう。その可能性は、今後の展開にますます期待が高まります。
展示会を通して、BeLINが提案する新しい空間デザインは、多くの来場者に感銘を与え、今後の建築やインテリアデザインに大きな影響を与える可能性を秘めています。
会社情報
- 会社名
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合同会社わっしょいボヘミアン
- 住所
- 岡山県真庭市久世2426エキマエ・ノマエ
- 電話番号
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