IKOUポータブルチェア受賞
2022-10-07 14:32:33

IKOUポータブルチェアが「2022年度グッドデザイン賞」を受賞した背景と特徴

IKOUポータブルチェアが受賞した理由



2022年度グッドデザイン賞を受賞した「IKOUポータブルチェア」は、インクルーシブ・デザインを基に、様々なニーズを持つ子どもたちが共に過ごせる空間を目指して開発されました。このポータブルチェアは、肢体不自由の子どもたちだけでなく、あらゆる子どもたちに使ってもらうことを考慮した製品です。子どもたちやその家族が抱える課題に目を向け、共に豊かな体験を分かち合える場を提供することに意義を持ちながら誕生しました。

IKOUのプロダクト背景



IKOUというブランドは、身体にチャレンジを抱える子どもたちとその家族の実体験から得た知見を基に、すべての子どもたちが価値を感じられる製品作りを目指しています。日本では、障がいの有無によって子どもたちの生活や遊びの場が分かれ、相互に体験を共有する機会が制限されている現状があります。IKOUは、これを打破し、ダイバーシティ&インクルージョンが実現する社会の創造に寄与することを目指しています。

IKOUポータブルチェアの特長



このポータブルチェアの特長は以下の通りです。
  • - 持ち運び可能な折りたたみ式:室内外問わず使用でき、コンパクトに収納可能。
  • - 安定した姿勢が維持できるシートデザイン:座位の不安定な乳幼児でも、安心して座れるように工夫されています。
  • - リクライニング機能:体の状態や使用シーンに応じて、座面が調整可能。
  • - 安全性と利便性:大人の椅子に固定できるため、床置きでも安心して使用が可能です。
  • - ミニマルなデザイン:誰が使っても違和感のないシンプルな見た目で、日常生活に溶け込みます。

受賞の意義と反響



グッドデザイン賞の受賞は、この商品がたくさんの人々の生活にポジティブな影響を与えることを証明しました。審査員からは、開発者が自身の育児を通じて気づいた日本社会の課題に真摯に向き合っている姿勢が高く評価されました。特に、障がい者と健常者が共に過ごすことの重要性にスポットを当てた点が評価されました。

開発に関わった人々の声



Haluの代表取締役である松本友理氏は、IDEOの協力を得ながら、このプロダクトを作り上げたことに感謝の意を示し、ユーザーのニーズに寄り添ったデザインをこれからも追求していくことを誓いました。また、IDEOのマネージングディレクターである野々村健一氏も開発過程の重要さを強調し、今後の成長を見守りたいと述べました。

展示情報


受賞作品は展示会「くらしのデザイン展 2022 ケアとアートとデザインと」で見ることができます。入場は無料で、日常生活に取り入れやすいデザインの魅力を直接感じる機会です。

最後に


IKOUポータブルチェアは、単なる商品の枠を超えて、障がいの有無に関わらず子どもたちが共に過ごせる環境作りに寄与しています。これからも多様なニーズを持つ方々に向けたプロダクトの開発が続くことを期待しています。詳細は公式サイトをご覧ください。IKOU公式サイト

会社情報

会社名
株式会社Halu
住所
京都府京都市北区衣笠総門町4番地4
電話番号
075-467-6760

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