寄付文化の革新を目指すコングラントが第5期正会員に加盟

コングラント、第5期正会員としての参画

大阪に本社を置くコングラント株式会社は、インパクトスタートアップ協会（ISA）の第5期正会員として新たな一歩を踏み出しました。この協会は、社会課題の解決と持続可能な成長を両立させることを目的とし、様々な業種の企業が参加しています。コングラントは、寄付DXシステムを中心に、ニーズに合わせたサポートを提供する企業として、多くのNPOやソーシャルセクターに貢献しています。

寄付DXシステムの背景と必要性

近年、NPOなどのソーシャルセクターは、持続可能な収益を確保することが極めて重要になっています。そこで、コングラントが提供する寄付DXシステムは、寄付募集から決済、CRMまでをワンストップで実現します。このシステムを利用している組織は既に2,900を超え、寄付流通総額は92億円を超えるという大きな影響を与えています。

この背景には、資金調達に苦しむ多くのNPOの実情があります。寄付金や会費の収入が難しいと、支援対象に対する活動が縮小されてしまいます。コングラントのシステムは、必要な資金を迅速かつ低コストで調達可能とし、団体の業務効率化にも寄与します。

コングラントの取り組み

コングラントは、単なる寄付システムの提供にとどまらず、NPO・ソーシャルセクターの発展を支援する多角的なプログラムを実施しています。例えば、企業支援型の助成プログラムを通じて、NPOの活動が活性化され、資金調達力の向上が図られます。さらに、AIを活用した寄付募集の新モデルも開発しており、イノベーションの促進に取り組んでいます。

また、認定NPO法人の認知向上や、制度への反映を目指す取り組みも進めています。大企業と連携することで、寄付活動を支援し、持続可能な寄付文化の創造に貢献することが期待されています。

インパクトスタートアップ協会の役割

ISAは、社会課題解決と持続可能性を重視する企業のエコシステムを築くことを目的としています。設立以来、多数のスタートアップが参加し、正会員206社、賛同会員10社という大規模なネットワークに成長しました。コングラントの参画は、このエコシステムのさらなる発展を促進するものです。

この協会は、共有、形成、提言、発信の4つの柱で活動を行い、持続可能な社会の実現に向けて市民から企業までの幅広い協力を受けています。

コングラントの未来

コングラントは、寄付のデジタル化を進め、寄付文化の向上を実現するためのさらなる取り組みを強化していく方針です。今後も新たな機能や価値を提供し、寄付市場の拡大に寄与していくことで、日本全体の寄付文化を革新していくことを目指します。

寄付における新たな価値体験を生み出すことで、社会全体が恩恵を受けられるような未来を築くことが期待されるでしょう。