Park JongYong 日本初個展『結の交響曲』がGINZA SIXで開催
2025年の夏、東京・銀座のGINZA SIX 5階に位置するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」にて、韓国の著名アーティストPark JongYong(パク・ジョンヨン)の日本初となる個展『結(ゆい)の交響曲』が開催されることが決定しました。
作品の魅力
会期は2025年7月31日(木)から8月6日(水)までで、最終日は18時に閉場します。パク氏は1953年に韓国・慶尚南道で生まれ、40年以上にわたって東洋と西洋の美意識を通じて独自の芸術世界を展開してきました。彼の作品は、キャンバスに陶土を使用し、自然乾燥させることで生まれるひび割れが特徴です。これにより、作品は生きた状態であり、予測不可能な美しさを持ち合わせています。
「私がするのは、ただ点を打つことだけです。その後は自然に任せています。土が乾いていく過程でできるひび割れ──この偶然こそが、私の絵の核なのです」と語る彼の言葉には、作品を通じた深いメッセージが感じられます。
アートと人生を重ね合わせる
パク氏の作品に散りばめられた無数の点とひびは、表面的な美しさを超え、彼自身の人生の軌跡を映し出しています。土の乾燥のように時が流れ、ひびが入る様子は心や身体もまた裂かれゆくことを暗示しています。しかし、その中で新らしい形を創造する力強さがあるのです。その繰り返しに見られるのは、偶然と必然が交差する人生の「紋様」です。
地層のように重なり合う経験と時の流れ、さらに「自然」との見えない力との共鳴が、彼の作品には刻み込まれているのです。
アーティストの略歴
1980年代から本格的な作家活動を始めたパク氏は、1985年からデパート内ギャラリーでの個展を行い、その後ソウルや春川、仁寺洞、またフランス・パリや中国・上海などでも活動を広げてきました。彼の展示歴には、ハンガラム美術館や世宗文化会館美術館、韓国最大級のアートフェア「KIAF(アートソウル)」があり、彼の信頼は非常に高いです。
さらに、東ソウル美術館やソウル歴史プラザ美術館の館長を歴任し、現在は内雪岳百工美術館の館長としても活躍。韓国美術界の審査委員や委員長を務め、様々な賞も受賞しています。
展示概要
- - 展示名: Park JongYong 個展「結(ゆい)の交響曲」
- - 会期: 2025年7月31日(木)~8月6日(水)
- - 営業時間: 10:30~20:30(最終日18:00閉場)
- - 会場: Artglorieux GALLERY OF TOKYO、東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 5階
- - 入場料: 無料
アールグロリューは株式会社大丸松坂屋百貨店が運営するギャラリーです。詳細はギャラリーの公式HPにて随時お知らせされるので、ぜひチェックしてみてください。イベントや展示内容には変更や中止が生じる可能性もありますので、最新情報にご注意ください。