医療DXの新展開
2026-05-27 11:33:02

arcbricksが亀田総合病院の医療DXを加速させる新たな試み

arcbricksが支援する亀田総合病院の医療DXプロジェクト



データ・AI専門のコンサルティング企業、arcbricks株式会社が、千葉県鴨川市にある亀田総合病院の医療DXプロジェクトに取り組み始めました。このプロジェクトでは、Azure Databricksを用いたデータ基盤の設計と実装が行われており、特に麻酔科領域において術前準備の時間を「平均48%」短縮する成果を上げています。

医療現場の効率化:情報収集の課題



亀田総合病院では、毎日60件以上の手術が行われており、麻酔科の医師たちは手術前に多くの患者情報を収集しなければなりません。これには血液検査や心電図、服薬歴に加え、過去の疾患歴も含まれますが、これらの情報は主に電子カルテなど数十の異なるシステムに分かれています。この結果、患者1人について情報を集めるのに約1時間を要するという非効率に悩まされていました。

arcbricksは、この情報収集の非効率さに着目しました。「AIの性能はデータの質に依存する」という原則のもと、データ基盤の再構築からスタートし、データファーストのアプローチでこの問題に取り組んでいます。

arcbricksが実装したソリューション



arcbricksが設計したシステムは以下の3つの層で構成されています。

1. データ統合: 電子カルテ、検査システム、手術記録など、複数のデータソースをAzure Databricksの単一基盤に集約しました。
2. AI解析: 大規模言語モデルを使用して診察記録から既往歴やアレルギー、服薬情報を自動で抽出し、統一フォーマットで整理します。
3. UI表示: 確認が必要な検査値をアラート付きで表示し、見落としのリスクを減少させることを実現しています。

このシステムにより、医師が必要な情報を一括で確認できるようになり、麻酔科における患者準備が大幅に効率化されました。

実証結果



麻酔科の医師3名と92名の患者を対象に、アプリの利用の有無による比較が行われました。その結果、術前準備の時間が平均48%削減されることが確認されました。具体的には、これにより患者との面談や麻酔計画の検討、術前カンファレンスに使われる時間が増え、医師の専門業務に今まで以上に集中できるようになったのです。初めは術前の準備用途として開発されたアプリですが、現在では手術直前の最終確認にも広く利用されています。

今後の支援計画



arcbricksはこの実証実験の成果を足がかりに、亀田総合病院が約4,000名の全職員にAIを活用させるための支援を更に強化する方針です。これまでは「自ら情報を探しに行く」スタイルでしたが、今後は「AIが必要な情報を自動で提供する」スタイルへの移行を目指します。

亀田総合病院の使命



亀田総合病院の院長である亀田俊明氏は、「医療者が本来の専門性を発揮できる環境作りは重要な課題」と言及しています。今回の取り組みは、分散している医療情報を効率的に確認し、診療の質向上と医療者の働きやすさ維持を両立するものです。今後もより安全な医療を提供し続けるため、今回のプロジェクトの意義は大きいでしょう。

arcbricksの役割



arcbricksは、「データに価値の輝きを」というミッションのもと、データ基盤の設計やAIエージェントの開発を通じて、医療課題の解決に貢献し続けています。今後も医療現場のDXを技術と戦略の両面から後押しすることに力を注いでいくことでしょう。

arcbricks株式会社は、AIとデータの可能性を最大限に引き出し、ビジネスの変革を促す企業として注目されています。


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会社情報

会社名
arcbricks株式会社
住所
東京都中央区日本橋2丁目1−3アーバンネット日本橋二丁目ビル6階
電話番号

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