希少なレッサーパンダの展示がアドベンチャーワールドで始まります！

レッサーパンダの展示が新たにスタート！

和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドが2025年7月19日より、レッサーパンダの展示を始めます。この展示は、希少動物であるレッサーパンダの繁殖や育成を目的とした専門的な「ブリーディングセンター」で行われることになり、これにより多くの来園者にその愛らしい姿を見せることが期待されています。

レッサーパンダについて

レッサーパンダは、食肉目レッサーパンダ科に属し、学名はAilurus fulgensです。主にヒマラヤから中国南部にかけて生息しており、平均寿命は10～15年とされています。この動物は、木の上での生活に適応した体つきを持ち、茶色の背面と黒色の腹面でカモフラージュしています。特に太く長いしっぽが特徴で、木の上でのバランスを取るのに役立っています。

食性は雑食性で、アドベンチャーワールドでは主に竹を食べていますが、リンゴやペレットも与えられています。性成熟は1歳半から2歳で、メスは出産の前に巣を作るために竹を運ぶ行動が見られます。

アドベンチャーワールドの取り組み

アドベンチャーワールドでは、レッサーパンダを1988年から飼育しており、これまでに合計17頭の赤ちゃんが誕生しています。今回の展示は、これまでジャイアントパンダが暮らしていた空間を改装して実施され、レッサーパンダがより快適に過ごすための環境が整えられています。

また、レッサーパンダの展示公開前には準備工事が行われ、7月8日から一部非公開となるため、来園予定の方はスケジュールを確認する必要があります。

SDGsへの取り組み

アドベンチャーワールドは「いのちを見つめ、問い続ける。いのちの美しさに気づく場所。」をテーマにし、全ての生命が豊かに生き続ける未来を目指しています。また、SDGs（持続可能な開発目標）にも力を入れており、環境や社会に配慮した活動を積極的に行っています。このような取り組みを通じて、動物たちの生命がつながっていく姿を示すことを目指しています。