山形のスタートアップCARESPACEが介護業界を革新！東北のビジネスプランコンテストで受賞多数

山形のスタートアップCARESPACEが目指す介護DXの未来

山形県で創業された株式会社CARESPACEは、介護業界が抱える課題に立ち向かうため、2020年8月に設立されました。代表の三浦亮氏は、デイサービス施設の運営を通じて「非効率な事務作業が介護スタッフとお客様との貴重な時間を奪っている」という現状を痛感し、それを解決するためのICTプラットフォーム「CareSpace」を開発しました。

このプラットフォームは、ケアマネジャーと介護事業所をつなぐことで、情報の共有や連携を円滑に進め、業務の効率化を図ることができます。これにより、介護従事者が実際に支援が必要な方々と向き合う時間を増やすという狙いがあります。また、「CareSpace」はさまざまな介護向けICTツールとのAPI連携も可能であり、業界全体のICT化を促進します。

受賞歴と栄誉

CARESPACEは、このたび東北及び山形県内のビジネスプランコンテストで以下の賞を数多く受賞し、その評価を受けました。特に注目すべきは以下の受賞歴です。

- SPARK! TOHOKU 2021 Startup Pitch　起業家万博部門東北総合通信局長賞（2021年12月19日）
- やまがたビジネスプランコンテスト　最優秀賞（ベストビジネスプラン賞）（2022年1月15日）
- EO North Japan LIGHTNING TALK BATTLE 2022　Growth賞（2022年1月21日）
- 山形市創業アワード2021　一般部門最優秀賞（2022年2月4日）

これらの賞は、CARESPACEの革新的な取り組みが地域内外で高く評価されている証です。

東北グロースアクセラレーター（TGA）と未来Xプログラム

CARESPACEは、東北での起業家育成を目的としたプログラム「東北グロースアクセラレーター（TGA）」に選ばれ、今後の成果発表が期待されています。さらに、全国約160社が応募する「アクセラレーションプログラム未来X(mirai cross)2022」にも選抜され、最終審査に進む25社の中に選ばれました。このように、CARESPACEはその成長を加速する機会を得ており、介護DXの実現に向けた大きな一歩を踏み出しています。

介護業界の未来を見据えて

今後、CARESPACEは新しい技術を活用し、介護業界での革新を進めることを目指しています。ケアマネジャーおよび介護事業所が協力し、効率的かつ質の高いサービスを提供できる環境を整えることで、介護が必要な方々が最適な支援を受けられる社会を実現しようとしています。

興味のある自治体や介護事業所は、CARESPACEの導入を検討することで、地域全体の介護業務効率化に寄与できる可能性があります。さらに、CARESPACEではパートナーも募集しており、共に介護業界の効率化・ICT化を進めていく仲間を広く求めています。