渋谷区が新たな落書き対策に乗り出す
渋谷区は2024年9月2日、電柱の落書き問題に対処するため、東京電力パワーグリッド株式会社およびNTT東日本と協定を結びました。この協定は、落書き消去を迅速に行える体制を整えることで、街の美観を保つことを目的としています。
背景とこれまでの取り組み
渋谷区では、2021年度から『落書き対策プロジェクト ‐セカンドステージ‐』を実施し、特に渋谷駅周辺を中心に落書きの除去に努めてきました。これまでこのプロジェクトの一環で約12,000平方メートルの落書き消去を達成しています。
2024年度からは、さらに活動を広げ、地域全体での落書き対策を強化する『らくがき消去サポーター事業』を立ち上げました。地域の住民や事業者、ボランティア団体と連携し、一体となった取り組みが進められています。
協定の主な内容
今回の協定により、落書き被害が頻発する電柱に関して、東京電力とNTT東日本の管理下で、素早く対策を講じる仕組みが整備されます。また、地域の『らくサポ』と呼ばれるサポーターとも連携し、効果的な消去活動を通じて景観の向上を図ります。
落書き消去イベントの開催
協定締結後の具体的な活動として、2024年9月25日の午前10時から12時にかけて、渋谷区立北谷公園周辺で落書き消去のイベントが行われる予定です。このイベントには、東京電力、NTT東日本、渋谷区の関係者が参加し、地域の電柱を対象にした落書き消去活動を実施します。
これからの展望
渋谷区では、清潔な街の維持に向けて、今後も継続して落書き消去活動を強化していく方針です。これを通じて、地域住民の意識向上や参加意欲を促進し、従来以上にきれいで魅力的な街づくりを目指しています。
また、昨年実施された原宿や広尾小学校などの活動は、街の美化活動がどのように機能しているかの一例として、多くの市民に影響を與えています。今後も定期的なイベントやワークショップを通じて、参加者が増えることを期待しています。
渋谷の街を一緒に美しくするため、皆さまの積極的なご参加をお待ちしています。