エイブル白馬五竜のナイター営業が過去最高の収益を達成

エイブル白馬五竜の24-25シーズンの成功

長野県の北安曇郡白馬村にある「エイブル白馬五竜」は、2024-25シーズンのナイター営業が前年比120％増の過去最高売上を記録しました。この成功の背景には、運営方針としての再生可能エネルギーを利用したナイター営業や、インバウンド観光客に向けたディナー営業の強化が貢献しています。

ナイター営業の特徴

エイブル白馬五竜が提供する「五竜ナイター」は、毎日18時から営業している白馬地域唯一のナイター営業です。昼には圧雪されるため、夜間でも滑走コンディションが非常に良好です。また、ナイターの照明は100%LED化されており、再生可能エネルギーを使用しているため、環境にも配慮されています。これにより、多くのスキーヤーやスノーボーダーが集まり、2024年11月30日から開始した営業期間中、98日間で記録的な売上を達成しました。

来場者数は前年比99.8%とわずかに増加しませんでしたが、混雑を調整しつつも質の高いサービスを提供することで収益向上が実現しました。

ディナー営業の大幅増加

特に注目すべきは、ナイター営業に合わせて行った「レストランハル」のディナー営業で、前年比158％増の売上を記録しています。白馬地域でのインバウンド観光客の急増に伴うディナー場所不足に着目し、昨年から開始したこの取り組みをさらに強化しました。550席を有する大規模なレストランが、多くの観光客に賑わいを見せています。

シーズン券販売の好調

また、シーズン券の販売数は前年比138%と過去最高に達しました。無制限でナイターを楽しめる「ナイターシーズン券」は、価格が上がったにも関わらず、スキー場の人気を高める要因となっています。圧雪や多彩なパーク、充実したイベントが評価されて、五竜ファンが確実に増えていることが影響しています。

環境保護活動への寄付も

さらに、今シーズンより導入した「POWチケット」により、306,000円の寄付が集まりました。これは、気候変動に対する取り組みを行う一般社団法人「Protect Our Winters Japan」との協力により実現したものです。購入者の約27％がこのチケットを選び、集まった寄付金はエイブル白馬五竜の環境保全活動に役立てられます。

ナイター春料金とイベント

今シーズンの春期間中、ナイター春料金を導入し、特に国内からの来客にも対応しました。来場者向けにお得な料金設定を行い、安価でナイターを楽しめる環境を整えました。

また、2月15日にはGORYUWAVESのイベント「NIGHT RIDERS」を開催し、シーズン中で最高の来場者数と売上を記録しました。特別仕様のコースで滑ったり、DJの生演奏が計画され、参加者にとって特別な一夜となりました。

今後の展望と営業予定

エイブル白馬五竜は、ゴールデンウイーク最終日までの営業を予定しています。夜間営業は3月で終了するものの、日中営業は5月6日まで続きます。オンライン購入を活用することでよりお得にリフト券が手に入るチャンスもあるため、春の訪問を計画している方々にはぜひご利用いただきたいです。加えて、この季節には開園25周年を迎える「白馬五竜高山植物園」もオープンし、四季折々の美しさを楽しむことができます。

エイブル白馬五竜は、今後も最高のサービスを提供し、大切な自然環境を守りながら成長し続けることを目指しています。