鹿島建設のデジタル進化
2025-09-09 11:26:25

鹿島建設が新たなデジタルソリューションで製薬業界をリード

鹿島建設が新たなデジタルソリューションで製薬業界をリード



鹿島建設とスカイコムが共同で、製薬会社向けの適格性評価業務をデジタル化する新しい取り組みを発表しました。このプロジェクトは、業界初の試みとして注目されており、ペーパーレス化を推進することで業務の効率化やデータインテグリティの強化を目指しています。

デジタル化の背景



製薬業界は、競争が激化している中で新薬開発や製造業務に経営資源を集中させる必要があります。そのためには、適格性文書の管理にかかる人的負担を軽減し、保管スペースを有効活用することが求められています。また、電子化によるナレッジの共有や部署間の連携強化も進める必要があります。こうしたニーズに応えるため、鹿島建設は医薬品施設に関する専門知識を持つエンジニアリング事業本部を中心に、高度な支援サービスを提供しています。

従来、製薬業界では、データの完全性を担保するために「紙とボールペン」を用いて検査書や報告書を作成していましたが、こうした方法では作業の効率化が困難です。本取り組みは、PDFを活用したセキュアなドキュメント共有サービスの導入を通じて、これらの課題を解決し、さらなるデジタル化とデータインテグリティの強化を図るものです。

新しい取り組みの詳細



製薬会社の工場では、各種設備の適格性評価業務において、多くの検査書や点検表が必要です。今回導入されるのは、スカイコムが提供する『SkyPAS® AT』というセキュア・ドキュメント共有システムです。このシステムを利用することで、専門の協力会社が作成する帳票を電子化し、クラウド上で安全に共有します。

具体的には、点検から記録、責任者の承認までのすべてのプロセスをペーパーレス化し、さらに監査証跡付きのPDFファイルで製薬会社への報告書も可能になります。これにより、電子的に記録されたデータの変更や削除が防止され、品質不正や検査不正を未然に防ぐことができます。

今後の展望



スカイコムは、この取り組みを成功事例として位置づけ、鹿島建設との連携を強化しながら、製薬業界全体のデジタル化を推進していく方針です。GMP(Good Manufacturing Practice)に基づく製薬業界の基準に準拠しつつ、業務改善と生産性向上を同時に実現することが期待されています。

製薬業界におけるデジタル化は、今後ますますの進展が見込まれています。鹿島建設とスカイコムの取り組みが、これからの医薬品製造に新しい風を吹き込むことを期待しましょう。


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会社情報

会社名
株式会社スカイコム
住所
東京都千代田区神田松永町19秋葉原ビルディング10階
電話番号
03-5289-0788

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