文化的生活を支える家
2023-03-03 19:30:14

災害時にも安心!文化的な生活を支える革新的な家づくり

近年、自然災害の頻発やインフラへの不安が高まる中、私たちの生活における「安心」とは何かが問われています。そうした背景の中、宇都宮市に拠点を置くピクチュア株式会社が新たに提案する「インフラが遮断されても文化的な生活が送れる家」が注目を集めています。このプロジェクトは、代表取締役の靍見勝氏と、旧友であり薪ストーブ作家である北澤賢一氏によって実現されました。

プロジェクトの背景


靍見氏は東日本大震災を経験して以降、災害時におけるインフラの重要性を深く実感しました。そこで彼は、万が一の事態においても生活が維持できる住まいの必要性を考えるようになりました。そんな折に出会ったのが北澤氏です。二人は、薪ストーブを利用した飲食店「暖炉厨房」を共同で開店し、その経験をもとに新たな住まいの在り方を模索しました。

家の特長


完成した住宅の根幹をなすのは、薪ストーブによる熱源、太陽光発電による電力、水道は地下水を利用するというシンプルながらも徹底したシステムです。具体的には、屋上には太陽光パネルを設置しており、電気が遮断されても自動的にバッテリーに切り替わり、約1日以上は生活ができるだけの電力を供給します。また、飲用水は地下水を浄水したものを使用し、温水は薪ストーブの熱を利用して高温のお湯を貯湯タンクに蓄え、家庭内に供給されます。

暖房と調理


暖房に関しては、北澤氏が設計した薪ストーブが家中を優しい遠赤外線で温めます。屋外の貯湯タンクには約300リットルの水が貯められ、最高90度以上にも達し、こうしたお湯を熱交換して温水ラインに送る仕組みになっています。これにより、冬の寒さにも負けない暖かさを家全体に届けます。また、調理も薪ストーブを使って行うことができ、災害時でも温かい食事がとれるよう配慮されています。

結論


ピクチュア株式会社の「インフラが遮断されても文化的な生活が送れる家」は、災害への備えだけでなく、日常生活を豊かにするためのシステムが詰まった住まいです。靍見氏と北澤氏が共に作り上げたこのプロジェクトは、多くの人々に新たな生活の選択肢を示唆すると同時に、安心して文化的な生活を謳歌できる家のあり方を提案しています。

会社情報

会社名
ピクチュア株式会社
住所
栃木県宇都宮市平松本町338−1メゾンドベル1−201
電話番号

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