淡路島に新たに誕生するシェアハウス『ココデトモル』は、この秋に入居が始まります。
このプロジェクトを立ち上げたのは、地元のハウスメーカーである株式会社たかべホームズ。彼らは、若者が淡路島へ移住し、新たな挑戦を通じて自己を見つめ直せる場所としてこのシェアハウスを企画しました。特に20代の入居希望者の声を取り入れ、間取りやインテリアに反映することに重きを置きながら設計されたこのシェアハウスは、全国的にも珍しい新築です。
東京圏の若者に対する調査によると、約50%が地方での生活に憧れを抱いており、実際に移住してみたいと考える人も多いことが分かっています。『ココデトモル』の名は「ここで心の火がともる」という意味が込められ、住人が他者との関わりを通じて自分の居場所を見つける手助けをすることを目指しています。
『ココデトモル』は、洲本市と淡路市にそれぞれ1棟ずつ、地域の文化や風土を感じながら暮らせる空間が設計されています。入居者と地元住民が交流できるフリースペースを設けることで、新たなコミュニティを形成することも目指しています。また、地域資源を活かしたイベントの企画や運営も進められます。
このシェアハウスのコンセプトは、ただの住居提供にとどまらず、住人が互いに「どうありたいか」を重視しつながることにあります。毎日の生活を通じて、個々が自分の生き方を一緒に模索し、心地よい暮らしのスタイルを見つけ出す場として機能することを期待されています。
具体的には、2つのシェアハウスを紹介します。1棟目は、上内膳にある『このか』。この場所は、先山のふもとに位置し、田んぼに囲まれた静かな環境です。こちらは、木の香りが漂う温かい雰囲気で、自分の時間を大切にしながらも、ゆるやかな人間関係を楽しめる空間が特徴です。朝は木の温もりを感じながらコーヒーを楽しみ、夜は薪ストーブのもとでみんなと和やかな時間を過ごすことができます。
2棟目は、海風に包まれた『なぎさ』です。こちらは淡路市多賀にあり、海を望む情緒ある町並みに位置しています。コモンスペースでは、海を眺めつつ創造的な活動に挑戦することができたり、来訪者と共にイベントを行ったりしながら、新たなつながりを築いていける空間です。夕方には多賀の浜で美しい夕日を眺めながら、自分の新しいスタートを響かせることも可能です。
『ココデトモル』は、ただのシェアハウスではなく、心が温まる木の家で、そこで暮らす全ての人々が、新たな自分を見つけることのできる場所となることを願っています。今後の発展に期待が寄せられています。
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