兵庫とJAバンクの協力
2019-09-17 10:01:53

兵庫県立大学とJAバンク兵庫信連がデータサイエンスで協力し地域の未来を築く

兵庫県立大学とJAバンク兵庫信連の新たな連携による地域振興



兵庫県において、JAバンク兵庫信連と兵庫県立大学がデータサイエンスに関する包括的な連携協定を締結しました。この協定は、農業を含むさまざまな産業におけるデジタル化の進展を受け、蓄積されたデータを業務改善に活かすためのデータ分析能力を養成することを目的としています。

連携協定の概要



この連携協定により、JAバンク兵庫信連は自身が保有する「生きたデータ」を活用し、兵庫県立大学と共同でデータサイエンス関連の研究や教育に取り組むことになります。具体的には、以下の役割分担が明確になっています。

JAバンク兵庫信連の役割


  • - JAグループや取引先企業から得た生データを元にした共同研究や調査の企画・調整を行う。
  • - 中小企業診断士や証券アナリストなど金融業務に精通した人材の知見を提供し、兵庫県立大学のデータサイエンス教育に貢献する。

兵庫県立大学の役割


  • - データサイエンティスト養成における指導・助言を行う。
  • - 共同研究を通じて、高度なデータ分析手法に関する知見を共有する。

具体的な連携テーマ


今後の連携を通じて探求されるテーマとしては、以下のようなものが挙げられています。
1. 農業所得向上のための経理データや生産管理データ、天候データを活用した分析。
2. JAグループや取引先企業のマーケティング高度化に向けた販売データや口コミデータを対象とした分析。
3. 地域金融サービスの向上を図るための金融商品や営業手法の分析・開発。

兵庫県立大学の取り組み


兵庫県立大学は、2019年4月にデータサイエンティスト養成を専攻する「社会情報科学部」を設立した全国で三番目の大学です。ここでは、ビッグデータを分析し、経済動向や社会政策の立案に寄与する人材を育成しています。

JAバンク兵庫信連の役割


JAバンク兵庫信連は、県内JAの金融部門を一括して管理し、全国組織である農林中央金庫と地域のJAをつなぐ重要な存在です。約5.4兆円の資金を保有し、地域経済の安定と発展に貢献しています。また、2018年には新規事業企画室を設立し、データサイエンスを駆使した新しいソリューションの提供を目指しています。

連携協定の締結式


この連携協定は、2019年9月13日にJAバンク兵庫信連の事務所で締結されました。出席者には、兵庫県立大学の社会情報科学部学部長とJAバンク兵庫信連の理事が名を連ね、今後の協力の発展が期待されます。

お問い合わせ先


  • - 兵庫県立大学事務局社会貢献部
- TEL:078-794-6599
  • - JAバンク兵庫信連総合企画部
- TEL:078-333-5751
- Email:[email protected]
  • - 新規事業企画室
- TEL:078-793-6410
- Email:[email protected]

この連携協定は、地域社会や産業に対する持続可能な発展に寄与することを目指しており、今後の進展が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
兵庫県信用農業協同組合連合会
住所
兵庫県神戸市中央区海岸通1番地
電話番号
078-333-5700

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