Creemaアップサイクルプロジェクト第4弾、御諏訪太鼓の革が新たな商品に
日本最大のハンドメイドマーケットプレイスを運営する株式会社クリーマが、新たなアップサイクルプロジェクトを発表しました。今プロジェクトは「日本の祭×Creemaアップサイクルプロジェクト」として日本各地の伝統文化とクリエイターの創造力を融合させ、サステナブルな形で未来に繋げることを目的としています。今回の第4弾は、長野県岡谷市で受け継がれる「御諏訪太鼓」の廃棄される和太鼓の革を活用した新たな作品群です。
本プロジェクトでは、廃材を使って新たな命を吹き込むことで、エコロジーとアートを兼ね備えた商品が誕生します。出品される作品は、トートバッグやシューズなどのファッションアイテムからインテリア雑貨までも含まれています。
御諏訪太鼓の伝統とその役割
「御諏訪太鼓」は、古くから長野県・諏訪大社に伝わる伝統的な太鼓であり、五穀豊穣や無病息災を願う神楽にて用いられてきました。戦国時代には武田信玄の軍勢を奮い立たせるためにも重要な役割を果たしていました。その音色は芯のある力強い響きで、多くの人々に愛されています。
この太鼓に用いる牛皮は厳選された国産のもの。張り替えなどのメンテナンスによって、数十年にわたりその音を響かせ続けますが、その過程で発生する廃材の処理に悩む職人も多かったのが実情です。そこで、廃棄されていた革を活用し、クリエイターたちが新たな製品を制作する取り組みが始まりました。
13点のアップサイクル作品が続々登場!
これまでのプロジェクトでは青森ねぶた祭や秋田竿灯まつり、高知のよさこい祭りとのコラボレーションを行ってきましたが、今回の第4弾は、御諏訪太鼓の革を使用した13点の新作が誕生しました。これらは全てCreema限定で販売され、顧客はオンラインでアクセス可能です。さらに、2026年には東京ビッグサイトで開催される「HandMade In Japan Fes'」においても展示される予定です。
具体的な作品紹介
具体的には、例えばトートバッグは御諏訪太鼓の革をそのまま活用したデザインです。シューズには太鼓の革が使われ、斬新なデザインに仕立てられています。また、風合い豊かなランプシェードもあり、光が革の自然な波打ちを際立たせます。その他にも、小さなキーホルダーや装飾的なバッグなど、多種多様なアイテムがラインナップされています。
これらの作品は、ただのファッションアイテムではなく、地域の文化を感じさせるものです。クリエイターたちの手によって地元の廃材が新たな価値を持つアイテムに生まれ変わります。
クリーマの今後のビジョン
クリーマは今後も地域の伝統文化を広め、ものづくりを通じて社会課題に取り組み続けます。すでに取り組みを開始している「Creema SPRINGS」や「FANTIST」といったサービスを通じ、さらなるクリエイティブな活動を支援し、地方創生や地域共創に重点を置いていく方針です。
今後もクリーマの展開から目が離せません。是非、新たな伝統を形にした作品たちに触れてみて下さい。