A.L.C.貝塚学院が新入園児に奨学金を支給
神奈川県川崎市に位置する認可外幼児園「A.L.C.貝塚学院」は、2020年度に入園するすべての新入園児に対し、返済不要の奨学金10万円を支給することを発表しました。この奨学金の決定は、家庭の教育資金の負担を軽減し、幼少期の教育環境をより良いものとするための一環です。
背景と奨学金の意義
2019年3月、A.L.C.貝塚学院は旧経営陣の破産通告により一時的に閉園されました。しかし、株式会社サンが運営を引き継いだことにより、2019年4月に無事再開され、安定した教育環境を提供しています。再生過程での課題の一つは、幼児教育・保育の無償化の波に飲み込まれることでした。残念ながら、現在のところ認可外の保育園であるA.L.C.貝塚学院は、その無償化対象には含まれていません。こうした現状を踏まえ、経済的負担を軽減するための奨学金支給が決定されました。
この奨学金は、貝塚学院が求める教育の平等を実現するための手段でもあります。保育料の一部に充てることができ、短期的にでも保護者に安心をもたらすことを目的としています。
独自のカリキュラム
A.L.C.貝塚学院では、40年にわたり培ってきた独自の教育カリキュラムが高く評価されています。その内容は、体力作りを目的とした「体操」、異文化理解を深める「英語」、そして基礎的な水泳技術を身につけることに重点を置いています。現在、水泳は一時的に休止していますが、再開の予定です。
特に「体操」では、小学校入学前の園児が7段の跳び箱に挑戦するなど、挑戦的な環境を提供しています。また、「英語」教育ではネイティブスピーカーによる授業が行われ、子どもたちは日常的に英語を使う機会が与えられます。このようにして、幼少期からの言語能力の育成を図っています。
子どもたちのための教育理念
貝塚学院では、教育を通じて「自分の進みたい道を見つけ、全力でそれに向かって進む力」を育てることを重視しています。文武両道の教育を通じて、子どもたちにはさまざまな選択肢があり、その選択肢を実現するための力を身に付けてほしいという願いがあります。
2020年度新入園児の募集について
A.L.C.貝塚学院では、2020年度の新入園児募集を開始しています。募集人数は以下の通りです。
- - 4年保育(2~3歳・プレクラス): 50名
- - 3年保育(3~4歳・年少クラス): 60名
- - 2年保育(4~5歳・年中クラス): 若干名
面接日は2019年8月31日(土)に設定されております。詳しい情報は当学院の公式ウェブサイトをご覧ください。
まとめ
新たな一歩を踏み出したA.L.C.貝塚学院は、奨学金制度を通じて多くの家庭を支援し、教育の機会を広げようとしています。教育の質にこだわりながら、子どもたちの未来を切り開く手助けをし続ける貝塚学院の取り組みに、今後も注目です。