匠賞贈賞式開催
2025-02-05 14:31:00

第5回「三井ゴールデン匠賞」贈賞式が岐阜で開催

第5回「三井ゴールデン匠賞」贈賞式が岐阜で開催



2025年1月30日、岐阜県のSMBCホールにて、伝統工芸の持続と発展に寄与する個人や団体を表彰する第5回「三井ゴールデン匠賞」の贈賞式が盛大に行われました。この賞は三井グループの広報委員会によって主催され、伝統工芸の世界に新たな価値を創出する取り組みを称える重要な機会です。

今年の受賞者には、最優秀の「三井ゴールデン匠賞」5組、審査員特別賞、奨励賞が授与され、その中には特に注目すべき受賞者として岐阜県の「エゴノキプロジェクト実行委員会」が選ばれました。彼らは、一般投票によって選出される「オーディエンス賞」も受賞し、伝統工芸の重要な役割を広く認識される結果となりました。

エゴノキプロジェクトの受賞の意義


エゴノキプロジェクトは、岐阜県の地域活性化に寄与する和傘の製作を行う団体です。和傘に用いるエゴノキの材料供給を目的に、地域住民や学生を巻き込んで森を育てるプロジェクトを推進しています。この活動によって、伝統工芸である和傘の生産を守るだけでなく、地域経済の活性化にも貢献しています。

受賞者を代表して、長屋一男氏は「和傘を作り続けることで日本の工芸文化を未来につなぎたい」との意気込みを表明しました。この発言は、受賞者達が持つ強い使命感を示しており、プロジェクトの取り組みは自らの文化遺産を守るだけでなく、それを次の世代にしっかりと繋げていく意志を感じさせます。

賞を受けた他のアーティストたち


受賞作品には、石川県の「彦十蒔絵」、久恒俊治氏の加賀友禅、大分県別府竹製品協同組合など、多様なジャンルの伝統工芸が集まりました。各受賞者は、自身の技術や作品に対する思いを語り、未来への展望を語りました。特に久恒氏は草木染めによる新たな挑戦に取り組んでおり、環境問題への配慮を強調しました。これにより、伝統工芸が直面する現代的な課題にも真摯に向き合っていることが伝わりました。

さらに、審査員特別賞を受賞した木村正人氏や東中江和紙加工生産組合もそれぞれの地域に根ざした工芸の発展に寄与しており、未来に向けた伝統の再構築に取り組んでいます。

伝統工芸の未来


この贈賞式は、単なる賞の授与を超え、日本各地で行われている伝統工芸の多様性を再確認する場となりました。若手職人たちが新しいアプローチで古き良き技術を受け継ぎ、それを現代の社会へ適応させる努力が見られる中、三井ゴールデン匠賞はそのようなプロジェクトをサポートし、広めていく役割を果たしています。

今後もこの賞を通じて、さらに多くの職人たちが認識され、よりよい未来へとつながることを期待しています。日本の伝統工芸が、この受賞の結果としてますます注目され、愛される存在となるよう、私たちも応援していきたいと思います。

【公式サイト】三井ゴールデン匠賞


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