2026年の生活気分
2025-11-27 14:53:23

2026年の生活気分調査、物価高騰が家計に影響を与える

2026年の生活気分調査、物価高で未来が不安



博報堂生活総合研究所が実施した「2026年 生活気分」に関する最新調査が発表されました。この調査は、毎年秋に翌年の景況感や生活者の意識を全国の20~69歳の男女に尋ねたもので、今回も3900人の回答をもとにまとめられました。

景気予測が過去最大の悲観的見解


調査の結果によれば、来年の「景気が悪くなる」と予測する人の割合は45.2%に達し、これは過去最大です。一方、「良くなる」と考える人は9.3%でやや減少しました。また、年代が上がるにつれて「悪くなる」という意見が増加する傾向にあり、特に60代では49.5%がそのように考えています。

この悲観的な見解の背景には、物価上昇の継続や加速が大きな要因として挙げられており、約55.0%の人々がこれを理由としています。このように、景気に対する予想は依然として厳しい状況にあると言えます。

家計における懸念と支出意識の変化


生活者の意識をさらに掘り下げると、来年お金をかけたいと考えている物の中で最も多く挙がったのは「ふだんの食事」で、次いで「旅行」「貯金」と続きます。特に「ふだんの食事」が1位に浮上したことは注目に値しますが、その割合は23.1%となっており、今年の39.1%からは大きく後退しています。これは、物価高が直撃し、普段の食費を抑える傾向が反映されているのかもしれません。

また、「貯金」は前年比で+4.2pt増と、自分の将来に対する備え意識が高まっていることを示しています。生活者は、今後の厳しい状況を見越して、より計画的にお金を使い、貯蓄を意識するようになっているのです。

2026年の生活意識に表れる複合的なトレンド


調査結果からは、生活者が日常的な支出を見直しつつも、美味しいものを楽しむための工夫をしたいという強い願望も見出せます。特に物価高騰の影響で食費が圧迫されながらも、いかに楽しむかを模索している姿勢は興味深いです。

さらに、今年の家計状態についても注目すべき点があり、自分の家計が「悪かった」と答える人は48.4%と、過去の調査よりも増加しています。このように、多くの家庭が物価上昇に苦しんでいることが明らかとなっています。

2026年に向けた変化の兆し


最後に、来年の「世の中の変化」についても調査が行われ、物価上昇の加速や異常気象の懸念が多くの人から挙げられています。今年のテーマとなるトピックが来年にどのように影響を与えるか、注視する必要がありそうです。

このように、博報堂生活総合研究所の調査は、生活者の今後の動向や意識を知る一助となるものであり、生活者が未来へどのように向き合っていくのかを考えさせられる内容となっています。


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会社情報

会社名
株式会社博報堂
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111

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